2010年04月

FIAT500C「8000円レンタカー」で湘南から三浦、横浜をドライブしてきました!

2010043001fIAT500
FIAT 500Cのレンタカーで湘南-三浦-横浜をドライブしてきました。

FIAT500Cは「チンクエチェント(現地語で『500』)」と呼ばれるイタリア・フィアットの大衆車のオープンモデルです。日本ではまだほとんど走ってなく、レンタカーとして借りられるのは全国でもここだけとか。

今回は通常14700円のところ、8000円(任意の保険を入れると最高約9500円)で朝9時から夜19時まで10時間乗れる、6月30日までの期間限定キャンペーンを利用しました。なおキャンペーンには以下の制約があるそうです

●アンケートに回答
●プライムメンバーズクラブ会員(利用時の入会可能)
●自家用車の預け入れは不可、電車等で来店のこと
●代金の支払いはクレジットカードのみ
(詳しくはニュース参照)

私はもともとクルマは1年でも数回乗る程度で、運転自体それほど好きなわけでもないのですが、仕事上、クルマの情報に触れる機会があり、数あるクルマの中でもFIAT500のデザインが大好きだったわけで。多分これが今年最初で最後のドライブでしょうw
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Pocket WiFiがあればみんなが集まる…かも!?

2010042901Pocket WiFi
イー・モバイルよりPocket WiFi(ポケットワイファイ)のモニターとして実機を期間限定貸していただいておりますので紹介したいと思います。

Pocket WiFiは、WiFi(無線LAN)に対応したPCやゲーム機などを最大5台まで同時にインターネットに接続できる端末です。すでに光やADSLとWiFiを使って家中どこでも何台もインターネットに接続できる家庭もあると思いますが、それを外出先でも可能にしてしまう、かなり画期的なガジェットです。

発売からすでに半年前後経っており、細かい性能は他でも調べられると思いますので、ここではその使い方について書きたいと思います。


■カフェでみんなでモンハン!

2010042902モンハン
先日、このPocket WiFiのブロガーズイベントに参加し、このブログでも一部ご紹介しました。このイベントでは、多くのガジェットを持ち歩く方がPocket WiFiを使ってインターネットへの接続方法をまとめることで、通信料を節約できるメリットが特に紹介されてました(イベントについて詳しくは参加者レポートへのリンク集ページから辿ってください)。

このように1人が複数のデバイスをインターネットに接続するにも便利ですが、一方で複数の人がWiFi対応機器を持って集まり、同時に接続する場面でもPocket WiFiはとても使えます。

先日、ある知り合いが会社帰りに駅のカフェで何人かの友達と集まってゲームをしていると聞き、少し覗かせてもらいました。そこでは5人がそれぞれPSPを持ってきてモンハン(モンスターハンター)を楽しんでました。そしてそこにあったのがPocket WiFiでした。

最近のPSPやニンテンドーDSのゲームはネットに接続することで対戦したり、スタンドアローンではできないモードを楽しめたりできます。ゲーム機同士で接続するP2PでもOKであればPocket WiFiがなくても楽しめますが、インターネットへの接続が必要な機能を(電波さえ届けば)みんなが集まりやすい場所で使えるのは、結構大きいんじゃないかと思います。


■iPadを持ってみんなで集まるときに活躍しそう!

2010042903iPhone
外で何人かがインターネット接続できると便利な場面はゲームだけではありません。例えば、私は最近いろいろな勉強会にお邪魔してますが、その中にお勧めのiPhoneアプリや使い方を共有したりする「iPhone会」という集まりがあります。ここにはiPhoneだけでなくiPod touchを使っている人もいるため、Pocket WiFiがあれば彼らも紹介されたアプリをその場でダウンロードできます。また容量が大きくiPhoneの3G回線ではダウンロードできないアプリや曲もダウンロードできます。

そして今後、iPhoneをiPadに置き換えた会も予定してます。以前にも書いたとおり、iPadは3GよりもWiFi版を買う人が多いと思われるため、勧められたアプリや、あるいは電子書籍をすぐにダウンロードする手段として、Pocket WiFiが今のiPhone会より活躍する場が増えるんじゃないかと思います。


…とこんな感じでWiFi対応機器がどんどん増えており、これらをそれぞれが持ち寄って集まる機会が今後増えていくんじゃないかと思います。そんなときにPocket WiFiがあれば、大変役に立つのではないでしょうか。

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そんなわけで、今後Pocket WiFiがきっと必要になると確信できたので、ついに自分用を手に入れました。既存のイー・モバイル端末の買い増しキャンペーンを利用し、端末料はタダ。これまで使ってきたUSB接続の「D11LC」が「新2ねん」で契約しており1年と8ヶ月使ったので、契約解除料として4000円支払うことで手に入れることができました。


あとはiPadの発売を待つのみ!!

『人生を変えたければ「休活」をしよう!』 - 実践すれば短期間で本当に変わります

「日経新聞を読む朝食会」など、いろいろな勉強会でお世話になっている"超・愛妻家"大田正文さんが初めて書いた本『人生を変えたければ「休活」をしよう!』を献本いただいたのでご紹介します。

20100425休活
本だけでなく、マンガ付きのメッセージまでいただきました!


■「休活」って何?

最初に、私も今年に入って「休活」を始めて本当に人生が変わりつつある一人だと思っています。間違いなく休日が充実したものとなり、それが仕事や体調などにいい影響を与えていると実感してます。この本を読んで、自分がやっていることは間違いなさそうだし、今後これを続けていくにはどうすればいいかの参考になりました。

では、休活とはなんでしょう…?

誰にでもすぐに始められる、自分自身と人生を変える活動です。その方法とは、次の2点だけです。
1. 休日に、あなたがいちばん好きな活動をすること
2. 休日に、好きなことを通じて出会う人とのつながり・広がりをたいせつにすること
(プロローグ)

自分なりにはこう解釈してます。

1. 家にいるより外へ出て、好きなことをやってみる
2. 一人より、他の人と会う機会を作って一緒にやってみる
3. 他にも面白そうな人や物事と出会えるので、それらにも関わってみる

私が休活として今選んでいるのは、作者と同じく勉強会などイベントへの参加です。名前は堅苦しいですが、実は自分に近い興味を持っている人とおしゃべりをしているようなもの。楽しいし、仕事以外の人と出会えて新しい刺激があるから出ています。

だから別に勉強でなくても構いません。例えば私の知り合いでクルマ好きな人が何人かいますが、彼らに聞くとだいたい「なじみの店」があり、その店員さんやその店に集まる人とつながりがあって、たまに一緒にドライブに行ったりするそうです。これも立派な休活でしょう。

要は好きなことに関するコミュニティに入ってしまえと言うことになります。身近にあればそれでいいし、なくてもmixiなどで探せばいくらでも見つかります。勉強会であれば、それらを紹介した本が何冊もあります。そうしたコミュニティのイベントに出席していけば、休日のスケジュールがどんどん埋まっていきます。こうなったら家でゴロゴロなんてしてられません。あなたも立派な休活人です。

この本には、休活を始める以外にも、休活するための時間の作り方、続けるための考え方などもまとめられています。特に奥さん(本の中ではすべて「おくさん」に統一されています)に理解を得るための小技まで紹介されているのは、「愛妻家」と名乗る筆者らしいところでしょうね。


■早起きが休活のポイント

個人的に、休活を続けていく上で最も大切だと思ったのが、休日の朝に早起きすることです。私は平日、朝6時に起きて出勤してますが、休日も同じ時間に起きるようにしました。もちろん二度寝はナシ。

休活において「休日の朝を制するものは、人生を制する」と言っても過言ではないほど、休日の朝は、重要な意味をもっています。
(2章休日に「時間」を作る)

私が参加している休日の勉強会の多くが朝9時に都内集合なので、それがあるときには早く起きなければならないというのがきっかけでした。ところが、そうしたイベントがなくても、休日の朝に時間があるのとないのとでは雲泥の差があります。

あなたが普段、休日に起きる時間が11時だったとしましょう。そんなあなたが、休日に早めの8時に起きたとします。
その差は、1日あたり3時間です。この3時間が、1年間ではどれだけの時間を生み出すかわかりますか?
1年間の休日は119日。119日×3時間÷24時間=約15日(357時間)
(2章休日に「時間」を作る)

夜の方が調子が出るという人は、この時間を夜にもってきて遅くまで起きてもいいかもしれませんが、深夜はお酒が入ったりして、生産的なことができないことが多いのではないでしょうか。イベントでもグダグダになってしまうケースもあるでしょう。何かをやったという成果が残すには、やはり朝の方が有利だと思います。

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休日の朝にがんばって早起きし、外へ出て人と会うという、まだ休活を始めてない人には何とも面倒くさい話だと思いますが、どうしてそんなことをやっているかというと「時間を大切にするため」です。この本を読み、一生という視点から自分の時間を見直すと、驚くほど自由が手に入り、それを活用しようとする思いと、そのための術が見えてくるはずです。

特に「忙しくてやりたいことができない」という悩みを持つサラリーマンには、ぜひお勧めしたいと1冊です。

人生を変えたければ「休活」をしよう!人生を変えたければ「休活」をしよう!
(2010/04/16)
大田正文

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ウルトラマンPCからニュートンまで、ガジェットお茶会に超レアもの続々

渋谷で行われたガジェットを自慢するお茶会に参加してきました。参加者6人でひっそりとスタートした会でしたが、蓋を開けてみるとそのレベルの高さに驚きました。

まず出てきたのがIBMのPalm Top PC 110。通称「ウルトラマンPC」と呼ばれたミニパソコンです。
20100424Palm Top PC 110
今でこそネットブックとして数多く店頭に並ぶミニパソコンですが、Wikipediaによると、これが発売されたのは1995年の9月。今から15年前ですよ!VAIOもリブレットもなくWindows 95すら日本では発売されてなかったPC黎明期にこのサイズで登場した、まさにネットブックのご先祖様!

驚くべきはこのサイズだけではなく、左右にあるマイクとスピーカーを使って電話をかけたり受けたりできるなど今のIBMからは想像もつかない、とにかくぶっとんだミニPCです。しかもWindows 95が立ち上がって動作する完動品。この時点でぶったまげました。


続いて出てきたのが、HPのJORNADA 690
20100424JORNADA690
知る人ぞ知る名機「LX200」のコンセプトを受け継ぎ、今は亡きWindows CEを搭載したハンドヘルドPC(これも懐かしい響き!)です。

テキストエディタとして今でも十分に使えるほか、Webブラウジングも可能。ただしCSSに対応してないので、Twitterをはじめ最近のWebページやサービスを見ることがほとんどできないとか。この時代のCEで動くTwitterクライアントってなさげですね…


次はPalm Pilot、そして専用の「Palm Computing ポータブルキーボード」!
20100424Palmとキーボード
ややマニアックながら、一時期はPDAユーザーの中でもかなり使われていたPalm、久々にみました。そして目を引いたのが、専用の折りたたみキーボード!文庫本サイズからノートPCサイズまで開くギミックによだれが出そうw。ポメラに近い感じですが、キータッチはなかなかのものでした。発売当時はATOKもバンドルされていたんですねぇ。
20100424PalmとPalm Computing ポータブルキーボード120100424PalmとPalm Computing ポータブルキーボード220100424PalmとPalm Computing ポータブルキーボード320100424PalmとPalm Computing ポータブルキーボード4

このスタイルを見て、iPadやiPhone用に出てほしいと思いました。キーボード付きドックは発売されてますが、それが持ち歩ければ最高ですね。


続いてはNewton MessegePad 120
20100424Newton

Newtonですよ、ニュートン!!iPhoneやiPad時代ではもはや伝説となりつつあるAppleのPDA。Wikipediaによると、1993年から1998年まで販売されていたとのこと。ジョブズの復帰後に販売や開発が終了されたわけですが、まさにiPhoneやiPadのご先祖様です。

手書き認証も備えており、実際にさわらせてもらって文字を書いたりさせていただきました。もちろん使い勝手がどうと評価できるレベルではありませんが、例えばファイルを削除するとき、紙がくしゃくしゃとなってゴミ箱にポンっと収まるアニメーションがあったりと、Appleらしい演出まで備えていました。今まで実際に触ったことがなかったので、とても貴重な体験でした。


そしてトリはiPad登場-!!!
20100424iPadケーキ
未発表の新カラー!あまーい香りまで漂わせ、とろけてしまいそうな曲線ボディー!!誕生日にビールを飲んでバーに忘れていったApple社員の落とし物!?Appleが回収に来そうなので、ちょっとだけよwww


見事なオチでしたがそれはともかく、コンピュータミュージアムに「手を触れないでください」とケースに入って展示されていそうな、貴重なガジェットに触れさせていただきました。私が持ってきたものなど出る幕もなかったです、出直してきます。。。
20100424OLDPC

"もしドラ"から入った初心者のための「ドラッカーの読み方」

2010041701ドラッカー
今週の週刊ダイヤモンドは、「もしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)」の表紙が目立つドラッカー特集でしたが、この特集をテーマにした勉強会に参加してきました。私はもしドラをきっかけにドラッカーを読み始めた初心者ですが、この勉強会に参加して、私のようなミーハー読者でもドラッカーを楽しめそうな読み方について整理できてきたので、紹介してみます。


■「マネジメント」が小難しくて読めない!

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もしドラを読んでドラッカー、特に「マネジメント(エッセンシャル版)」を買い、読み始めた人も多いと思います(かく言う私もその一人)。書店の店員をされている人から聞いたところによると、もしドラブーム以降、マネジメントをはじめ多くのドラッカー本が品切れ状態になっているそうです。

ところが、マネジメントがもしドラのように読み進めず、途中で挫折してしまう方も多いのではないでしょうか。もしドラはすいすい読み、ところどころのドラッカーの教えに「そうだよそうだよ」と頷けたのに、いざ本家に進んでみると、やっぱり小難しい。いいことが書かれているんだけど、何だかピンと来ない…とか。

これは、おそらくドラッカー本の最初の部分が、今あなたが抱えている問題とマッチングしないからだと思います。

「ドラッカーは素晴らしい」という方に理由を聞くと、たいてい「まるで今の自分にドラッカーが語りかけているかのような言葉に出会える」といった答えが返ってきます。ドラッカーは先見性に非常に長けていて、数十年前に書かれた著作でも、人や企業、国までもがぶつかるであろう問題を予見し、どうすれば乗り越えられるかが記されているわけです。

逆に言うと、自分や身の回りに対する問題意識と解決したいという意志がないと、ドラッカーのありがたい言葉も響かないのではないかと思います。もしドラは、そうした部分をストーリーで補ってくれるので、誰でも読めるのです。

もしドラでみなみちゃんは、チームが問題にぶつかったときにマネジメントを開き、それを解決する言葉を見つけていました。ドラッカーは1から読み進めるよりも、辞書を引くように自分が抱えている問題が書かれていそうなところを目次から探し出して読んでいった方がいいのではないでしょうか。


■もしドラで出てきた言葉からマネジメントを拾い読みしてみる

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自分に対する問題意識というと、はっきりしている人もいる一方で、いろいろあって漠然としていて、一言でまとめられないという方もいると思います。あるいは、せっかくマネジメントを買ったけど、そこには当てはまることが載ってないかもしれません。

そういう場合は、とりあえずもしドラに引用されていた部分を、マネジメントからピックアップしてみて、その前後を読んでみるといいかもしれません。もしドラには、マネジメント(エッセンシャル版)のどのページに載っているかまで書かれています。すでにもしドラで「こういうときに、この言葉で、こう変わった」という例が示されているので、読んだ覚えのないところよりずっと読みやすいでしょう。

ドラッカー本は、まさに金言の集まりなので、部分部分をピックアップしても「これは」と思える言葉をどんどん見つけることができると思います。それらに赤線を入れていくと、本が真っ赤になってしまうほどとかw。最初から読んでもキリがなく飽和してしまうかもしれないので、むしろ短く区切って読んだ方が、響く言葉を見つけやすいと思います。


■「マネジメント」以外のドラッカー本を見つけよう

もしドラを読んだ人で意外と知られてないのが、マネジメント以外にもたくさんの著作があること。ブーム以前からドラッカーを読んでいる人には笑われるかもしれませんが、もしドラにはマネジメント以外出てこないので、仕方ありません。マネジメント以外にどんな本があるのか、自分にあったドラッカー本は何か。それらを探し出すのに役立つのが、ダイヤモンドのドラッカー特集です。

特にありがたいのが、50ページからの「『初めてのドラッカー』完全ガイド」。「あなたが読むべきドラッカー本はこれだ!」と、仕事で抱える悩みをチャート式に分けてオススメ本を紹介しています。さらに「今の仕事は向いていない」「いつも時間に追われている」といった具体的な悩みに対するドラッカーの教えを、本を引用して紹介しています。

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これらを含め、今回の特集はドラッカーをたくさん読まれている方も「よくまとまっている」と絶賛のようです。もしドラと同じ萌え系イラストに買うのを躊躇する人もいるかもしれませんが、少しでも気になる人には買いそびれるともったいないので、ぜひ手に入れておくべきでしょう。多分、あなたが思っているほど周りは気にしてませんよw

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今どき、こーんな表紙の雑誌を読んでいたって、誰も見ちゃいませんw


週刊 ダイヤモンド 2010年 4/17号 [雑誌]週刊 ダイヤモンド 2010年 4/17号 [雑誌]
(2010/04/12)
不明

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「電子書籍の衝撃」佐々木俊尚さん出版記念講演に行ってきた

20100411電子書籍の衝撃
4月6日に行われた佐々木俊尚さんの「電子書籍の衝撃」出版記念講演に出席し、同書を読み終わりました。

最初に一言、この本はこれから間違いなく来る電子書籍化の波を語る上で、読んでおくべき1冊になるはずです。また、この会に参加できたことは、この内容を理解し、その次を考えるための大きな助けになりました。


■キーワードは「アンビエント(遍在)化」

コンテンツが電子化されることによって大きく変わるのは、売っている店に行かなくても家や外出先など、どこにいてもインターネットにさえ接続できれば買えてしまうことでしょう。我々はすでに音楽でそれを体験しています。本書は、それを「アンビエント(遍在)化」と表現しています。

それが私たちが単に家から店まで行き帰りする手間がなくなって楽になるだけでは済みません。ここが変わると、今まで当たり前で疑問に感じることすらなかったことが、バタバタとひっくり返っていくわけです。その最も大きいのが以下の2点でしょう。

・人やメディアなどで紹介された本について、関心が高まっているうちにその場で購入できる。

・書店の制約上、目立たないところに置かれていたり、店頭から消えていった本を容易に探しだせ、すぐ買えるようになる。新しい本と古い本が同じ土俵に立つ。


従来は、マスメディアが発信するランキングや広告などを見て興味を持ったり、書店の平台から手にとって気に入ったりすることが、購入動機の大部分を占めていました。それが電子書籍の世界ではガラリと変わります。読みたい本に出会うきっかけから、既存の出版社-取次-書店とつながる書籍ビジネス全体まで大きな変化をもたらすとしています。このあたりはぜひ本書を読んでいただきたいと思います。


■「知識のたこつぼ化」は杞憂

こうした流れは、これまで出版業界に携わってきた人たちや書店、さらに本の著者や読者においても歓迎したくなかったり、躊躇してしまう側面があることは事実でしょう。そこで様々な憶測や疑問を投げかけられています。

特によく聞かれるのが、読まれるコンテンツの電子化が進むと、人は興味ある分野の記事しか読まなくなって情報の偏りが生じ、知識のたこつぼ化が広がるというものです。情報はすべて検索エンジンを通して手に入れたり、特定の人のブログやツイッターしか読まなくなることを危惧しているわけです。

これに対し佐々木さんは「たこつぼ化しない」と断言しています。

ツイッターやブログなどのソーシャルメディアを経由して新しい本と出会うというのは、明らかなセレンディピティ(何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能)が生じている。ミクシィの特定コミュニティだけを読んでいるなら偏りが生じるかもしれないが、ツイッターやブログを読むことは、自分が予期していない、コントロールされていない情報が入ってくる。これらはセレンディピティを意図的に生み出すアーキテクチャになっている。

私も経験上これにほぼ同意です。自分が情報を仕入れたいと思える人ほど、引き出しをたくさん持っており、ブログなどからそこ以外では出会わなかったであろう有用な本や記事と出会えることが多々あります。電子書籍の普及は、こうしたコンテンツを手に入れるハードルをぐっと低くしてくれるものと期待してます。

今までのやり方が通用しなくなることを危惧し、新たな潮流に自分の感覚だけでケチをつけるよりも、自分たちの経験を活かしてどう適応し、利用していくかを考えるべきでしょう。遅かれ早かれ環境の変化が起きるのは自明のことなんですから。


ちなみに、この本の出版元であるディスカヴァー21の干場社長によると、週刊ダイヤモンドが自主的にとりやめたという「電子書籍と出版業界」特集に掲載されるはずだった内容のいくつかがこの本の4章「日本の出版文化はなぜダメになったのか」に収められているそうです。ダイヤモンド社の「自主的な判断」に追い込んだ出版業界の現状と行く末を占えるかもしれません。

電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)
(2010/04/15)
佐々木 俊尚

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「グーグルのグリーン戦略」グーグルが環境問題に熱心な理由がわかった!?


20100410グーグルのグリーン戦略
レビュープラスから「グーグルのグリーン戦略 =グリーン・ニューディールからスマートグリッドまで=」という本を献本いただいたのでご紹介します。

グーグルが環境問題に強い関心を示していることは、少し前からテレビをはじめ各メディアで紹介されていたので、ご存じの方も多いと思います。代表的なものとして、家庭用電源で充電して走行できる「プラグインハイブリッドカー」開発への助成金や投資が挙げられます。さらに、太陽光や風力などのクリーンエネルギーを地域でシェアしたり再生活用する「スマートグリッド」は、ITを活用した次世代電力網の構想として注目されました。

本書は、これらを含めたグーグルの環境に対する取り組みをより詳細に解説した専門書です。環境とITを取り巻く世界各国の現状や、たまに耳にする「グリーンIT」とは何かなどを紹介し、これに対してグーグルは何をやっているのかがまとめられてます。

著者がグーグルに潜入して極秘プロジェクトを取材した…というのではなく、グーグル側から世間に対して「こんなことやってます」というメッセージ的要素が強い内容となっていますので、少し面白みに欠けますが。。。


■すべては電力確保のため?

そもそもグーグルがなぜ環境問題に対し1冊の本が書けるほど力を入れているのか。米国ではお金に余裕がでてくると慈善事業などに寄付したり、社会貢献活動に力を入れたりする習慣が個人にも企業にもあるといわれています。元マイクロソフトCEOのビル・ゲイツは特に有名です。私は最初、グーグルの取り組みもそんな感じに捉えてました。グーグルらしくテクノロジー的アプローチで環境問題に取り組んでいるのかと。

もちろんそうした考えも大いにあると思いますが、一方でそうした問題の解決を自らの成長戦略に取り込んでいるという見方もあります。「Googleの正体」という本ではこう述べられています。

グーグルが描く未来像は極めてわかりやすい。まずは、太陽電池などでどんな国でも調達可能な電力を提供する。電力があればインターネットにアクセスできる環境が整う。インターネットにアクセスできれば、貧困にあえいでいる人たちは自分の努力によって貧困から脱出することさえできる。

もう一度「グーグルのグリーン戦略」を見てみると、取り組みのほぼすべてが、最終的に「電力の確保」に集中していることに気がつきます。

同書では、グーグルの「検索エンジンをはじめとしたサービスの利用回数が増える分だけ売上が増える」という基本戦略を解説してます。グーグルを利用するユーザーを増やし、継続的に利用してもらうためには、インターネットへアクセスする環境(回線とデバイス)と、さらに基本部分として電力の確保が必要です。

グーグルは、豊富な資金を途上国の電力インフラ整備や、化石燃料に代わるクリーンなエネルギーの研究開発に注ぎ込むことで、最終的に世界中の人々がインターネットに接続できる環境を整えようとしているということになります。一企業がやりのけようとするにはとてつもなくスケールの大きな話ですが、グーグルが掲げている自社の使命とも重なります。

Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです。(Googleの会社概要より)


検索や広告とは別の側面で、グーグルという不思議な会社に興味をお持ちであれば、この2冊を合わせて読まれるといいかもしれません。


グーグルのグリーン戦略=グリーン・ニューディールからスマートグリッドまで=グーグルのグリーン戦略=グリーン・ニューディールからスマートグリッドまで=
(2010/03/24)
新井 宏征〔(株)情報通信総合研究所〕

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Googleの正体 (マイコミ新書)Googleの正体 (マイコミ新書)
(2010/01/23)
牧野 武文

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子供はいないけど「キッザニア東京」を見学してきた

20100404キッザニア01
ららぽーと豊洲にある「キッザニア東京」に行ってきました。通常は子供連れでないと入れず、しかも予約でいつもいっぱいで、気になりつつも遠い存在でしたが、今回「Sunday LAB」の勉強会という形で特別に見学することができました。

勉強会では中を見学したあと、参加者が班ごとに分かれて今のキッザニアにはないブースを考えるワークショップを行いました。ここでは見学したときに撮った写真を中心に我々独身には縁の薄い(w)世界をご紹介します。

ナップスターがサービス停止するころ、ドコモはXperiaを発売していた

20100404ナップスター


レビュープラスからMacPeople 2009年5月号を献本いただきました。「iPad購入ガイド」や「Macのストレージ活用術」などの特集が組まれていますが、ここでは津田大介さんのコラム「音楽配信一刀両断 - ナップスターがサービスを停止 その理由とは?」を取り上げます。


■ドコモの力を借りても難しかったナップスターの音楽配信

3月1日、PCや携帯電話向け定額制音楽配信サービス「ナップスター」が、5月31日までに全サービスを終了すると発表されました。終了の理由として「米ナップスター社が展開しているDRMフリーのMP3配信サービスを日本でも提供しようとした場合、楽曲の許諾やシステム運営などに大規模な支出が必要で、採算が合わない可能性が高い」ということがあげられています。

津田さんは、これを全体の半分とし、もう半分裏の理由があるとしています。それは「そもそも経営が成り立ってなかった」から。

ナップスターは国内ではタワーレコードと、その子会社であるナップスタージャパンが運営してますが、そもそもはタワーレコードを2005年に買収したNTTドコモが、携帯電話の音楽配信サービスの一翼として始めたのがきっかけです。当時よりauの「着うた」「着うたフル」が人気を集めており、ドコモはこれに早く追いつけ追い越せと、良くも悪くも名の知れたナップスターを利用しようとしたという背景があります。

しかし、CD販売のタワーレコードが音楽配信ビジネスにおいて強みを発揮できず、ドコモも「ならでは」のサービスに展開することができなかった。さらにauのビジネスが日本のレーベルで定着していたこともあって、日本の楽曲でユーザーを満足させられる品揃えすら実現できませんでした。洋楽はそれなりに充実していたそうですが、日本において洋楽は全体の3割程度しか売れないため全体のパイが小さくビジネスにならなかったようです。

コラムではこのあたりの事情がさらに詳しく書かれているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。


■今度はiPhoneを追いかけるドコモ、完全に出遅れたau

結局、音楽配信でauに追いつけなかったドコモですが、すでにその目線はスマートフォンに移っています。4月1日にAndroidを搭載した「Xperia」を発売し、今度はソフトバンクの「iPhone」を追いかけようとしています。ナップスターが息を引きとろうとしているときに、同じような状況になっているのは何とも皮肉です。

そしてauはスマートフォンにおいて完全に遅れをとっています。音楽配信の成功にあぐらをかいていたのかどうかはわかりませんが、先日ようやく発表された初の個人向けスマートフォン「IS series」は、個人的に今スマートフォンに乗り換えようと考えているユーザーのニーズに応えられているようには見えませんでしたし、Twitter上の私のTLでもポジティブな意見があまりみられませんでした。スマートフォンへの乗り換えを考えつつもキャリアを変えたくなかったユーザーが失望し、ナンバーポータビリティでiPhoneやXperiaなどに乗り換える流れが出てくるかもしれませんね。

そして4月2日、キャリア各社が携帯電話のSIMロックを原則解除で合意したと発表されました。SIMロック解除がどのような影響を与えるのかはまた別の話ですが、今後さらに競争が激化することは間違いないでしょう。


だれが「音楽」を殺すのか? (NT2X)だれが「音楽」を殺すのか? (NT2X)
(2004/09/22)
津田 大介

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iPad発売前にPocket WiFiは買いか!?ブロガーイベントレポート

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先日、「Pocket WiFiで変えるライフスタイル!」というAMN主催のブロガーズイベントに参加してきました。

Pocket WiFiはイー・モバイルの1回線契約で5台までインターネットに接続できるデバイスです。PCだけでなくPSPやニンテンドーDS、iPod touchなどWiFi(無線LAN)搭載ゲーム機、デジカメなども出先でネットに接続できるため、量販店などでそれらとセット割で販売され人気となっています。

iPadの発売を間近に控え、3G回線を契約しなくても出先でネットに接続できる手段として目をつけていたので、今回はそこに注目してみました。


■iPad対応は、今のところ「未定」

早速ですが、イー・モバイルの公式な発表として、現時点でPocket WiFiがiPadに対応しているかどうかについては「未定」としていました。理由はiPad本体をまだ入手できず接続テストをしていないため。まぁこれは仕方ありません。ただ、iPod touchは接続確認がとれており、ネット接続において問題が起きる確率は低いでしょう。(たとえ起こってもすぐに修正されるはず)


■iPad発売後、Pocket WiFiが品薄になる!?

iPadは3G対応版とWiFi版が発売されますが、私は当初全体の7~8割ほどをWiFi版が占めると予想してます。発売直後に買うユーザーの多くがiPhoneを使っていると思われ、さらにすでに回線を複数契約していてこれ以上毎月の出費を増やすのは経済的キツイ。iPhoneと違い電話ができない(Skypeは除く)ので、そうした「様子見」も含めWiFiを選ぶのではないかと。

でも自宅以外でもネットにつなぎたい。PSPやDSも持っているし、これを機にまとめて接続できるPocket Wifiを手に入れてしまおうというユーザーもいるのではないでしょうか(正に私ですけど…)。先日、ソフトバンクがOEMでPocket Wifiを発売しましたが、こうしたユーザーをターゲットにしていると思います。

すでにイー・モバイルを使っている人にとってネックとなるのが、すべてのほぼすべてのプランに適用されている2年縛り。この期間が終わらないと買い替えることができないと思っている方も多いと思いますが、残月数に応じた「契約解除料」を払えば、すぐにPocket WiFiに乗り換えることもできます。

契約解除料はプランや残月数によって変わりますが、量販店などではPocket WiFiを他のPCなどと一緒に買うと2万円前後割引して買うことができますので、もしiPadとセット割があれば、解除料と相殺できるかもしれません。(あと、それまで使っていたイーモバイル端末の白ロムをヤフオクに出すという手も…)l

いろいろiPadと相性のいいPocket WiFiなので、もしかしたらiPadの発売後、一時的に品薄になるかもしれませんね。

個人的には、今使っているイー・モバイル端末が8月で2年をむかえるので解除料は今のところ8000円。今回の説明を聞いてiPadの購入を機にぜひ買い替えてみたいと思いました。


■一応、今買うリスクも

逆に今買うと、現行よりスペックの高い、もしくは弱点が改善されたPocket WiFiがすぐに発売されてガッカリするんじゃないかというリスクも考えられます。Pocket WiFiの弱点としては、イベントでカイさんが以下を挙げてました。

・バッテリーのもち時間が少ない(公称4時間)
・USB接続しても通信中は充電できない(給電のみ)

もしバッテリーがより長持ちするPocket WiFiが出たらショックかも。。。まだ発売されて半年ほどですし、ソフトバンクがOEMしたばかりなので、すぐにはないと思いますけど。

あと、もっと通信速度の出るPocket WiFiも数ヶ月、数年以内に出てくるでしょう。イー・モバイルでは、すでにUSB接続で21Mbps対応の端末を発売してますし、下り100Mbps以上、上り50Mbps以上の高速通信ができる「LTE(Long Term Evolution)」の対応を予定しているとしています。それまで待つ価値があるかどうかはわかりませんが。

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おまけ1:Pocket WiFi用クレードル
まだ発売日は未定ですが、電源ケーブル付きで3000円以下で発売されるそうです。
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おまけ2:USB接続中に通信しても充電できるコネクタ「UCC-05MW」
サポート対象外ですが、楽天などで数百円で買えます。バッテリーに不安を抱える方には便利かも。
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