読書

BRUTUS集めにハマったら自分が何が好きか見えてきた

20130123BRUTUS01ここ最近、ふとしたきっかけからBRUTUSのバックナンバーから興味ある特集のものをブックオフで買うことにはまっている。これまでにだいたい30冊近く買ってしまい、あっという間に本棚がいっぱいいっぱい。だいたい1冊100円で買えるので、ちょっとでも興味があれば買い、あまり読まずに並べている。(自分でも何やってんだか)

BRUTUSは以前にも興味ある特集のときに何回か買ったことはあったが、広告や記事の見出しなどに何となく「スカした」感じがあり、自分とは少し距離を感じていた。それがこうなってしまった一つの理由が「はじめての編集」という本。ここで雑誌がどのような考えで編集され作られているかに触れ、中でもBRUTUSの手法に共感してしまい、改めて読み返したら今までと違った視点から楽しめた。そこへブックオフでバックナンバーを見つけてから買い漁る行動に出てしまったのだ。

20130123BRUTUS02
BRUTUSが創刊されたのが1980年で、これまで700号以上が発売されている。さすがにブックオフといえど全部が揃っているわけではなく、だいたい買えるのが2003年前後以降。また当時と今とでは注目されるものが違っていてピンとくるのは2007年あたりから。ちなみにいくつかの店を巡ったなかで一番品揃えがいいのが秋葉原店だった。ここは多くのバックナンバーが揃っているだけでなく、ちゃんと古い順に綺麗に並べられており、店員さんのBRUTUS愛、雑誌愛が感じられるw

BRUTUSが取り上げる分野は幅広く全部が全部興味を持てるわけではなく、表紙を見て「面白そう」と思えるものをピックアップしていくだけでいい。それだけでも結構な数になる。そうして揃えたものを改めて見返すと、自分の興味あるもの、ないものがはっきりとわかる。

私が買ったのは以下にあるとおり。逆に何度も特集されているのに1冊も買わなかったのが「映画」「音楽」「ファッション」といった分野。これらは別にまったく観たり聞いたりしないわけではないが、積極的に探すわけではなく、受身で選んでいるのだ。ITやガジェットといった以外の自分の趣向が出ている。

別にBRUTUS礼賛!ってわけではないけど、雑誌の中にも発売から時間が経ったものでも楽しめるものがあり、内容の割に安く買えるので興味あるかたはどうぞ。

○私が買い漁ったBRUTUS(すでに買っていたものも含む)
2003/6/1 (525) 新しいスタイルの「本屋」が気になる!
2003/9/1 (531) 雑誌好きなもので!
2004/7/1 (550) さあ、ブックハンティングの季節です!
2006/3/15 (589) 動物園に来てみない?
2006/6/15 (595) 全730冊本特集!本ラブ。
2006/9/15 (601) 水族館に行ってみない?
2007/2/1 (609) 脳科学者ならこう言うね!
2007/9/15 (624) 国宝って何?
2008/3/1 (634) 「犬のこと」
2008/3/15 (635) みんなの食堂
2008/4/15 (637) 日本経済入門。
2008/5/1 (638) おいしいパンの教科書
2008/6/15 (641) 三谷幸喜失踪事件!?
2008/8/1 (644) 博物館ラブ
2008/12/15 (653) 今日もYouTube見てる。
2009/1/1・15 (654) 本。
2009/2/1 (655) ブルータス大学開講
2009/3/1 (657) なにしろラジオ好きなもので。
2009/4/15 (660) 仏像
2009/8/1 (667) ニッポン鉄道の旅。
2010/1/1・15 (677) 本が人をつくる。
2010/9/1 (692) 東京の、東へ。
2011/1/1・15 (700) 本。
2011/6/1 (709) 本屋好き。
2011/6/15 (710) 最高の朝食を。
2011/9/1 (715) たとえば、いま、あなたが都会を離れて島で暮らすとしたら。
2012/1/1・15 (723) 本。
2012/2/1 (724) ラーメン、そば、うどん。
2012/2/15 (725) 集まって住む。
2012/3/1 (726) マンガが好きで好きでたまらない。
2012/3/15 (727) 旅に行きたくなる。
2012/8/1 (736) ラーメン、そば、うどん、冷やし中華。
2012/9/1 (738) うまい肉。
2012/12/1 (744) Car Life
2013/1/1・15(746) 本。
特別編集 スタジオジブリ
合本 真似のできない仕事術
合本 今日の糸井重里

布団の横にある本棚に並べているので、寝る前に何冊かパラパラと読むのが至福のひととき。でもこれだけ買っても、ブックオフへ行くとまた欲しくなるものが出てくるんだよ…
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ビジネス書の原書が読めない…

ドラッカーマネジメント「ビジネス書は原書を読め」とよく言われる。ドラッカーとかスティーブン・コヴィー「7つの習慣」とか。ところが、これまで何度も挑戦しつつ挫折している。

特に苦手なのが、これらの本の中でたくさん出てくる事例の部分。この本が書かれた時代の海外での出来事なので、なかなか気持ちが入り込めなく退屈なのだ。気がつくと文字を追っているだけになり、やがて目蓋が重くなりーの。

昨日、はてブのホットエントリーにあった「人の感情を動かす方法」という記事に影響され、会社帰りにD・カーネギーの「人を動かす」を立ち読みしてみたが、やはり「これはあかん」。買っても読み続けている自分が想像できないw この本は過去に何度も書店で開いてみたが、そのままレジに向かった試しがない。

だからこうした本を要約した本やムック、雑誌に頼ってしまう。個人的にはこれを情けないとも思えるし、一方でそういう要約本を通して書かれていることを少しでも理解し取り込めればそれでいいや開き直ることもできる。

これってなんつーか、「ビジネス書のゆとり世代」みたいなもんなのかな。とほほん


人を動かす 新装版人を動かす 新装版
(1999/10/31)
デール カーネギー、Dale Carnegie 他

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日本で最初のジョブズ本

12102002.jpegジョブズが1983年に行った講演が先見性ありすぎという記事とはあまり関係ないけど、おそらく日本で最初に出版されたジョブズ本がなぜかここに(図書館のだけど)。

出版されたのが1989年(原書は1988年)で、アップルを追われNeXTを創業したまでが上下巻合計600ページ以上にわたって書かれている。さすがにこの講演に関しては見当たらなかった。

スティーブ・ジョブズ氏が1983年に行った講演の全録音が公開--驚くべき先見性

スティーブ・ジョブズ―パーソナル・コンピュータを創った男〈上〉スティーブ・ジョブズ―パーソナル・コンピュータを創った男〈上〉
(1989/08)
ジェフリー・S. ヤング

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スティーブ・ジョブズ―パーソナル・コンピュータを創った男〈下〉スティーブ・ジョブズ―パーソナル・コンピュータを創った男〈下〉
(1989/08)
ジェフリー・S. ヤング

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Mac Peopleのレビューが入選してちょっと誌面に載りました

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1月に書いたレビュープラスのMac People2月号のレビューが入賞したそうで、現在発売中のMacPeople 4月号にちょっとだけ載ってます。先日のアソシエに続いてうれしい限り。紙だとWebとは違ううれしさを感じますな。

レビューのエントリーではiPhotoを使って結婚式のアルバムを作ったことを書きましたが、その後アルバムが届いたので追記してます。ぜひぜひご覧くださいませ―。
結婚式のアルバムをiPhotoで作ってみた(MacPeople2011/2レビュー)
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Mac People (マックピープル) 2011年 04月号 [雑誌]Mac People (マックピープル) 2011年 04月号 [雑誌]
(2011/02/28)
不明

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日経ビジネスアソシエのフェイスブック特集に載りました

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現在発売中の日経ビジネスアソシエ03.15号にワタシが載ってます。「フェイスブック使いこなし座談会」という記事で、勉強会などでお世話になっている大田正文さんの呼びかけで集まったFacebookユーザーが、それぞれどのように使っているかをざっくばらんに話し合った模様を取材していただきました。なので「取材してくれ」とお願いされたわけではありません(当たり前か)。

最近、先日も「文房具朝食会」というイベントでケツダンポトフそらのさんのUSTREAM番組に出させてもらったり(7notesを紹介しました)勉強会などを通じてメディアに出たり、本の著者にお会いしたりする機会がより身近になったなと実感してます。


超実践 話し方 誌上トレーニング 日経ビジネス Associe (アソシエ) 2011年 3/15号 [雑誌] (日経ビジネスアソシエ)超実践 話し方 誌上トレーニング 日経ビジネス Associe (アソシエ) 2011年 3/15号 [雑誌] (日経ビジネスアソシエ)
(2011/03/01)
不明

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週刊東洋経済「頼れる!読書術」特集で気になった図書館

今日発売の週刊東洋経済「頼れる!読書術」特集に、ユニークな図書館を取り上げた記事があったので、興味をもったところをメモ。

○豊島区立中央図書館
・地下鉄有楽町線東池袋駅に直結するビルの4、5階。
・トキワ荘から輩出した漫画家の作品を揃えたトキワ荘コーナー(禁貸出)
・ビジネス支援コーナー:ビジネス関連書籍、新聞、雑誌を揃えるほか、ネットワーク環境を整えたPC持ち込み席16席、これまでの利用率が6~7程度と空いていることが多い

○千代田区立千代田図書館
・新聞社などオンラインデータベース9種類を無料で利用できる
・セカンドオフィスゾーンの一帯は無線LAN環境を整備
・国内初の電子書籍対応図書館。いつでもどこでも、自分のPCや携帯端末から電子書籍を借り出せる

○北区中央図書館
別名「赤レンガ図書館」。古い建物を活かしながら近代的な建築と調和させた設計が注目

○東京都立多摩図書館
雑誌を1万6000種類集めた「東京マガジンバンク」(禁貸出)。閲覧コーナーには524タイトルの雑誌が開架。展示コーナーでは、2ヶ月ごとにテーマを変えながら、雑誌を中心とした企画展示。

以前、TOKYO図書館日和という本を片手に図書館巡りをしたことがあったけど、この4館はまた巡ってみたい!

週刊 東洋経済 2011年 1/22号 [雑誌]週刊 東洋経済 2011年 1/22号 [雑誌]
(2011/01/17)
不明

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TOKYO図書館日和TOKYO図書館日和
(2007/05)
冨澤 良子

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「あいのり」が終了したとき「あいのり2」のネット放送は決まっていた?

今週発売の週刊ダイヤモンド「新聞・テレビ 勝者なき消耗戦」で「あいのり」について触れていたのでピックアップ。

12月25日、ヤフー傘下で無料のパソコン向けネットテレビ放送を展開しているGyao(ギャオ)が、フジテレビジョンの人気番組「あいのり」の続編「あいのり2」を配信した。

これまでもテレビ局は、Gyaoに番組を提供してきた。だが、あくまで放送終了した番組に限定。それを今回、フジが自社のCS(通信衛星)で放送するのと同時に配信したのだ。
フジにとってみれば、自社の視聴者を減らしかねない話。にもかかわらず、あえてトライした背景には、さまざまな"出口"を使ってコンテンツを打っていきたいという思惑が見え隠れする。

しかもフジは、この番組のためだけにトヨタ自動車やユニリーバといった有料スポンサーまで獲得するという力の入れよう。ちなみに収益はフジとGyaoで按分することにしているという。(P32~33)

Yahoo!のトップなどで大々的に紹介されていたので、2がネットでみられるようになったことをご存じの方も多いはず。私もそこで知り、2回分の放送を見ましたが、これを読んで、かなり戦略的な意図があったのではないかと思いました。

そもそもあいのりが2009年3月に終了した理由がよくわかりませんでした。夜11時以降で毎回10%以上の視聴率を獲得し、さらにP&Gやユニリーバというメインの視聴者層と合致したスポンサーが固定でついていたので、「制作費がかさむから」という理由もイマイチ腑に落ちなかったわけです。

ところがこれを読んで、2009年に終了するとき、すでにこのCSとGyaoで続編を出すことが決めていたのではないかと思いました。あいのりは視聴者層や、物販などにつなげるネットならではの展開として最適なコンテンツと判断されたのではないかと。

フジの番組編成が、「どのタイミングでどれくらいの数のCMを流すかなど、いかに計算し尽くされているかがわかって愕然とした」(日テレ関係者)P50

地上波放送の中盤以降、ほとんど見ていた1視聴者として、内容もさることながら、コンテンツビジネスとしての展開も楽しみです。今のところ公式サイトを見ると、物販やTwitterとは別のつぶやきサービスくらいしかないようですが。。。

あいのり2 | 無料動画Gyao


週刊 ダイヤモンド 2011年 1/15号 [雑誌]週刊 ダイヤモンド 2011年 1/15号 [雑誌]
(2011/01/11)
不明

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35歳の教科書-藤原和博(読書メモ)


35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画
(2009/09)
藤原 和博

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今年むかえる「35歳」というタイトル、そして著者は元杉並区立和田中学校校長で、リクルートで「カーセンサー」の立ち上げなどにも参画された藤原和博氏ということで手に取った。

全体を通して著者が伝えたいのが「組織に埋没していればいい時代は終わった。それぞれ一人ひとりが独自の価値観、人生観を持ち、自立した個人として人生を設計し、プラニングしてオリジナリティの高い人生を歩んで欲しい」というメッセージ。これには私も同意。

しかし、そのためには人から認められるだけのスキルが必要。それを身につけるには、一つのことに対し1万時間をつぎ込むくらいの経験が必要。ただ「会社に頼らない」と口だけ言うのではなく、会社に頼らず生きていける裏付けが必要と痛感。

自分が今まで何をしてきて、何を身につけたかを振り返り、これを今後どう活かせるかを改めて考えるきっかけに。年初に読む本として選んだのは正解かも。


■読書メモ■

P28,組織に埋没するのではなく、自立した個人として人生を設計し、プランニングして、オリジナリティの高い靱性を歩んでほしい

P70まずは相手の話を見聞きしたまま受け取るのではなく、客観的、分析的に理解することが大切(クリティカル・シンキングを中心とした論理的思考)。一方で相手の意見を受け入れる柔軟性も求められる。もし、いい件だと判断したら「パクって」自分のものにする。消化した上で、さらに自分流のオリジナルな意見を展開していく。そうしたプレゼンテーション技術が重要になってきた。

P71,新聞も雑誌も、ただ読んでうなずくのはやめにしましょう。報道されている事実の裏側を想像する。そして、あらゆることに対して、例え稚拙でも構わないので自分自身の意見を持つこと。その意見を持って、今度は他者と交わってみる。意見を交換して修正していくのです。

P83,話を聞きながら、相手に共感し、失敗談などマイナス面の情報まで聞き出せるか。底が営業の最大のポイント。共感できれば、二人の間には強い連帯感が生まれます。

P90,そもそもコミュニケーションとはリスクのある投資です。リターンを大きくするためにはリスクを冒すことも必要。生ぬるい言葉や態度では関心は集まりませんし、一言えばみんなが十のことを理解してくれることもありません。コミュニケーションは他者とどのように縁を結ぶかの真剣勝負なのです。

P92,ぜひ30代から自分自身を磨く訓練を始めてください。ポイントは自分を知らない人たちで形成されているコミュニティに参加すること。価値観を共有できる人が多い場所は避けてください。

P98,最も大事なのは、「自分の技術とは何なのか」について自身と向き合って話してみることです。その技術は会社の外でも通用する普遍性を持っているか。十分に磨き上げられているかを、しっかり検証してください。
もうひとつは会社以外に打ち込めることを見つけること。40代、50代と続けていけそうなテーマであり、仕事で培ったスキルと合体させると大きなパワーが出るような事柄を選ばなければなりません。

P99,二つの職業で千本ノックを受けたら、それらを接点にした新しい仕事が見えてくるかもしれません。これからの時代は「二つ、もしくは三つの仕事を混ぜる」ということも視野に入れていくべきだと思います。

P101,10代で基礎を固め、20代で何らかのスキルを獲得し、30代は40代、50代をどう生きるのか模索する。人生の大まかなアウトラインは必要ですが、私は走りながら考えてもいいと思っています。なぜなら「それぞれ一人一人」の時代、答えは自分で見つけ出すしかないから。もはや、誰にでも通用する「正解」など、なくなってしまったのです。

P107,今の自分が気に入らないとしたら、どうしたら弱点や欠点を克服し、変化していくことができるのか。辛いこともあるだろうけれど、その職場で自分を表現したり、成長のために学んだりすることはできないのか。目の前の相手の用意ところを認め、共に人生を歩んでいく可能性を見いだせないか。それらの問いに対して「納得解」を見つけ出していけばいいのです。

P113,大切なのはオリジナリティ。基本的には自分の好きなこと、興味を持てること、かっこいいと思えることを追求すればいいと思います。「それが自分の幸福につながる」「そのことをしていると(考えていると)幸福を感じられる」と思える事柄です。

P117,今や「とにかく打った方が勝ち。手数を出した方が勝ち。何回打ってもいいから早くカップインした方が勝ち」というルールに変わったのです。(中略)次々に打って試行錯誤しながら自分の脳と身体に「どう打てば入りやすいのか」「砂地と芝生ではどう違うのか」といった経験をしみこませていくことが大切。そうやってノウハウを蓄積して早く先に進んだ方が勝ちなのです。
もはや正解はありません。自分が納得し、佳津関わる他人を納得させるような解をどれくらい導けるのか。これを意識することで幸福な人生が開けてきます。
幸福は場数を踏まないことには手に入りません。

P120,私は本当に大事な決断をするとき、人には決して相談しません。なぜか。相談すると言い訳を作ってしまうからです。失敗したときに「あの人のアドバイスを受けたのが悪かった」などと、ほんの少しくらいでも思いたくない。それは、私にとって最も「かっこ悪い」態度なのです。
それに相談して反対されれば、どうしても不安になります。本当は9割の人が反対するような事柄こそ、勝負のしがいがある面白い案件なのですが、ネガティブな意見ばかり聞いていたら、なかなか腹が据わりません。
だから下手に相談なんてしない方がいい。誰にも言わず飛び込んでしまえば、自分自身で責任を取るしかない。その覚悟が大きなパワーを生み出すという側面もあります。
もちろん、飛び込んだ後はどんどん周りに相談しましょう。
人間は不利な方へ行っている方が助けてもらいやすいのです。

P123,変化のスピードが速くなっている現代においてはPDCAの4段階をきっちり踏んでいては間に合いません。実行したらすぐに改善し、改善案を実行したら、また改善という「DADADA」にする必要がある。

P128,子供が大人になるとは、いったいどういうことでしょうか。私は「素の自分」だけでなく、「演じる自分」というのがいるかどうか、が分かれ目になると考えています。

P133,大切なのはもう一人の自分がどれだけ育っているか。あるいは物事がうまくいかなかったときに、逆にそれを利用して面白おかしくボケとツッコミができるような「演じる自分」がいるかどうか、自らの失敗を笑いに変えられる人は、大人なのだと思います。

P140,どん底にいたとしても、演じる力があれば簡単にはへこたれないし、はい上がることもできる。

P153,外部のインテリジェンスに骨抜きにされた状態から脱したいのならば、まずはこれまでの常識を疑ってみましょう。

P183,一足先に「いい子ちゃんシンドローム」から抜け出すには
(1)「嫌われたくない」「好かれなければ」という気持ちを捨てる
(2)実際に結婚式や葬式を断る。飲み会や付き合いのゴルフもやめてしまう
(3)自分が今までやってきたことを一旦、10分の1まで減らしてみる

P194,1000本ノックでなくても、目標を「100」に設定して物事を執り行うことは有効

P196,1万時間も一つの物事を練習できることこそが才能

P208,組織内で自営業者のような存在になるためには、特化したスキルセットを持っておくことが大切であり、そのための練習を重ねる必要があります。

P211,みなさん、肩書きに頼らず、自分という人間をしっかり持っている。それに比べると、組織の中に埋没している人の何と魅力のないことか。
会社ほど自分の武器が磨ける場所はない、といいたい。起業は個人にとって最高の修業先(ビジネススクール)です。
ダメなのは会社の力に頼ろうとするマインド。寄りかかるのではなく、会社が蓄積した資産を使い、会社の中で自営業をやる感覚を持ちましょう。
サラリーマンとして自らを磨き上げれば、個人がブランドになる可能性があります。

P236,組織に埋没していればいい時代は、終わった。それぞれ一人ひとりが独自の価値観、人生観を持ち、自立した個人として人生を設計し、プラニングしてオリジナリティの高い人生を歩んで欲しい

15周年を迎えた「MacPeople」レビュー

20101110mac.jpg
レビュープラスから「MacPeople 2010年12月号」を献本いただきました。

今号のMacPeopleは創刊15周年ということで、表紙には1995年当時に発売されたPerfome5210から最新のMacBook Airまで30以上のアップル製品が並んだ表紙が目を惹きます。私がMacをはじめPCやネットに関心を持ち始めたのもちょうどこの頃からなのでちょっと感慨深いです。

この1995年はWindows95が発売され、インターネットが一般の人に普及し始めた元年ともいえる年ですが、同時にMac雑誌も数多く刊行されており、MacPeople以外にも「MacPower」「MacLife」「MacFan」「日経Mac」「MacWorld」の6誌あったと記憶してます。今ほどアップルがメジャーでなかったにもかかわらず、これだけの雑誌が発売されていたというのもスゴイ話。

2010年現在で生き残っているのは「MacPeople」と「MacFan」、それに季刊となって復活した「MacPower」のみ。あと、先日晋遊舎がMacLifeの復刊を宣言してましたがどうなるんでしょう。アップルが注目されているとはいえ、出版不況の中で専門誌を続けるのは大変だと思いますが、Mac好き、雑誌好きとしてがんばってほしいです。


なお、ITメディアタンクによると、15周年を期にリニューアルしよりパワーアップしたようです。


「特集記事のボリュームアップ」「記事本数増量」、
「判型もちょっとだけ大きくなり」、製本も「平綴じ」に。

Macのみならず、iPhone/iPadなどの情報もきっちり扱うためのリニューアルです。


公式ページに特集が紹介されていますが、特集を6つも組んでいてとても気合いが入っています。

個人的にフリーソフト特集がかなり役立ってます。最近、新しいMacBook Airを購入し、環境を再構築している最中なので、例えばDockを拡張する「Hyper Dock」や、FLV形式の動画をQuicktime Playerで開ける「Perian」は即インストール。またiTunesの登録曲を旧環境から新環境に移植する際になぜか音楽が数十曲消えてしまっていたのですが、「iPod転送for Mac」のおかげでリカバリーできそうです。

オンラインソフトの紹介ってネットを探せばいろいろ見つかるのですが、やたら数が多くてどれを選べばいいのかわからなかったり、説明やイメージが足りなくて導入すべきかどうかの判断に困ることが多いです。雑誌は数ある者の中から厳選されていて、しかも紹介が丁寧なので、インストールする前に入れるべきかどうかの判断がつきやすいです。



Mac People (マックピープル) 2010年 12月号 [雑誌]Mac People (マックピープル) 2010年 12月号 [雑誌]
(2010/10/29)
不明

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『人生を変えたければ「休活」をしよう!』 - 実践すれば短期間で本当に変わります

「日経新聞を読む朝食会」など、いろいろな勉強会でお世話になっている"超・愛妻家"大田正文さんが初めて書いた本『人生を変えたければ「休活」をしよう!』を献本いただいたのでご紹介します。

20100425休活
本だけでなく、マンガ付きのメッセージまでいただきました!


■「休活」って何?

最初に、私も今年に入って「休活」を始めて本当に人生が変わりつつある一人だと思っています。間違いなく休日が充実したものとなり、それが仕事や体調などにいい影響を与えていると実感してます。この本を読んで、自分がやっていることは間違いなさそうだし、今後これを続けていくにはどうすればいいかの参考になりました。

では、休活とはなんでしょう…?

誰にでもすぐに始められる、自分自身と人生を変える活動です。その方法とは、次の2点だけです。
1. 休日に、あなたがいちばん好きな活動をすること
2. 休日に、好きなことを通じて出会う人とのつながり・広がりをたいせつにすること
(プロローグ)

自分なりにはこう解釈してます。

1. 家にいるより外へ出て、好きなことをやってみる
2. 一人より、他の人と会う機会を作って一緒にやってみる
3. 他にも面白そうな人や物事と出会えるので、それらにも関わってみる

私が休活として今選んでいるのは、作者と同じく勉強会などイベントへの参加です。名前は堅苦しいですが、実は自分に近い興味を持っている人とおしゃべりをしているようなもの。楽しいし、仕事以外の人と出会えて新しい刺激があるから出ています。

だから別に勉強でなくても構いません。例えば私の知り合いでクルマ好きな人が何人かいますが、彼らに聞くとだいたい「なじみの店」があり、その店員さんやその店に集まる人とつながりがあって、たまに一緒にドライブに行ったりするそうです。これも立派な休活でしょう。

要は好きなことに関するコミュニティに入ってしまえと言うことになります。身近にあればそれでいいし、なくてもmixiなどで探せばいくらでも見つかります。勉強会であれば、それらを紹介した本が何冊もあります。そうしたコミュニティのイベントに出席していけば、休日のスケジュールがどんどん埋まっていきます。こうなったら家でゴロゴロなんてしてられません。あなたも立派な休活人です。

この本には、休活を始める以外にも、休活するための時間の作り方、続けるための考え方などもまとめられています。特に奥さん(本の中ではすべて「おくさん」に統一されています)に理解を得るための小技まで紹介されているのは、「愛妻家」と名乗る筆者らしいところでしょうね。


■早起きが休活のポイント

個人的に、休活を続けていく上で最も大切だと思ったのが、休日の朝に早起きすることです。私は平日、朝6時に起きて出勤してますが、休日も同じ時間に起きるようにしました。もちろん二度寝はナシ。

休活において「休日の朝を制するものは、人生を制する」と言っても過言ではないほど、休日の朝は、重要な意味をもっています。
(2章休日に「時間」を作る)

私が参加している休日の勉強会の多くが朝9時に都内集合なので、それがあるときには早く起きなければならないというのがきっかけでした。ところが、そうしたイベントがなくても、休日の朝に時間があるのとないのとでは雲泥の差があります。

あなたが普段、休日に起きる時間が11時だったとしましょう。そんなあなたが、休日に早めの8時に起きたとします。
その差は、1日あたり3時間です。この3時間が、1年間ではどれだけの時間を生み出すかわかりますか?
1年間の休日は119日。119日×3時間÷24時間=約15日(357時間)
(2章休日に「時間」を作る)

夜の方が調子が出るという人は、この時間を夜にもってきて遅くまで起きてもいいかもしれませんが、深夜はお酒が入ったりして、生産的なことができないことが多いのではないでしょうか。イベントでもグダグダになってしまうケースもあるでしょう。何かをやったという成果が残すには、やはり朝の方が有利だと思います。

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休日の朝にがんばって早起きし、外へ出て人と会うという、まだ休活を始めてない人には何とも面倒くさい話だと思いますが、どうしてそんなことをやっているかというと「時間を大切にするため」です。この本を読み、一生という視点から自分の時間を見直すと、驚くほど自由が手に入り、それを活用しようとする思いと、そのための術が見えてくるはずです。

特に「忙しくてやりたいことができない」という悩みを持つサラリーマンには、ぜひお勧めしたいと1冊です。

人生を変えたければ「休活」をしよう!人生を変えたければ「休活」をしよう!
(2010/04/16)
大田正文

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"もしドラ"から入った初心者のための「ドラッカーの読み方」

2010041701ドラッカー
今週の週刊ダイヤモンドは、「もしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)」の表紙が目立つドラッカー特集でしたが、この特集をテーマにした勉強会に参加してきました。私はもしドラをきっかけにドラッカーを読み始めた初心者ですが、この勉強会に参加して、私のようなミーハー読者でもドラッカーを楽しめそうな読み方について整理できてきたので、紹介してみます。


■「マネジメント」が小難しくて読めない!

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もしドラを読んでドラッカー、特に「マネジメント(エッセンシャル版)」を買い、読み始めた人も多いと思います(かく言う私もその一人)。書店の店員をされている人から聞いたところによると、もしドラブーム以降、マネジメントをはじめ多くのドラッカー本が品切れ状態になっているそうです。

ところが、マネジメントがもしドラのように読み進めず、途中で挫折してしまう方も多いのではないでしょうか。もしドラはすいすい読み、ところどころのドラッカーの教えに「そうだよそうだよ」と頷けたのに、いざ本家に進んでみると、やっぱり小難しい。いいことが書かれているんだけど、何だかピンと来ない…とか。

これは、おそらくドラッカー本の最初の部分が、今あなたが抱えている問題とマッチングしないからだと思います。

「ドラッカーは素晴らしい」という方に理由を聞くと、たいてい「まるで今の自分にドラッカーが語りかけているかのような言葉に出会える」といった答えが返ってきます。ドラッカーは先見性に非常に長けていて、数十年前に書かれた著作でも、人や企業、国までもがぶつかるであろう問題を予見し、どうすれば乗り越えられるかが記されているわけです。

逆に言うと、自分や身の回りに対する問題意識と解決したいという意志がないと、ドラッカーのありがたい言葉も響かないのではないかと思います。もしドラは、そうした部分をストーリーで補ってくれるので、誰でも読めるのです。

もしドラでみなみちゃんは、チームが問題にぶつかったときにマネジメントを開き、それを解決する言葉を見つけていました。ドラッカーは1から読み進めるよりも、辞書を引くように自分が抱えている問題が書かれていそうなところを目次から探し出して読んでいった方がいいのではないでしょうか。


■もしドラで出てきた言葉からマネジメントを拾い読みしてみる

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自分に対する問題意識というと、はっきりしている人もいる一方で、いろいろあって漠然としていて、一言でまとめられないという方もいると思います。あるいは、せっかくマネジメントを買ったけど、そこには当てはまることが載ってないかもしれません。

そういう場合は、とりあえずもしドラに引用されていた部分を、マネジメントからピックアップしてみて、その前後を読んでみるといいかもしれません。もしドラには、マネジメント(エッセンシャル版)のどのページに載っているかまで書かれています。すでにもしドラで「こういうときに、この言葉で、こう変わった」という例が示されているので、読んだ覚えのないところよりずっと読みやすいでしょう。

ドラッカー本は、まさに金言の集まりなので、部分部分をピックアップしても「これは」と思える言葉をどんどん見つけることができると思います。それらに赤線を入れていくと、本が真っ赤になってしまうほどとかw。最初から読んでもキリがなく飽和してしまうかもしれないので、むしろ短く区切って読んだ方が、響く言葉を見つけやすいと思います。


■「マネジメント」以外のドラッカー本を見つけよう

もしドラを読んだ人で意外と知られてないのが、マネジメント以外にもたくさんの著作があること。ブーム以前からドラッカーを読んでいる人には笑われるかもしれませんが、もしドラにはマネジメント以外出てこないので、仕方ありません。マネジメント以外にどんな本があるのか、自分にあったドラッカー本は何か。それらを探し出すのに役立つのが、ダイヤモンドのドラッカー特集です。

特にありがたいのが、50ページからの「『初めてのドラッカー』完全ガイド」。「あなたが読むべきドラッカー本はこれだ!」と、仕事で抱える悩みをチャート式に分けてオススメ本を紹介しています。さらに「今の仕事は向いていない」「いつも時間に追われている」といった具体的な悩みに対するドラッカーの教えを、本を引用して紹介しています。

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これらを含め、今回の特集はドラッカーをたくさん読まれている方も「よくまとまっている」と絶賛のようです。もしドラと同じ萌え系イラストに買うのを躊躇する人もいるかもしれませんが、少しでも気になる人には買いそびれるともったいないので、ぜひ手に入れておくべきでしょう。多分、あなたが思っているほど周りは気にしてませんよw

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今どき、こーんな表紙の雑誌を読んでいたって、誰も見ちゃいませんw


週刊 ダイヤモンド 2010年 4/17号 [雑誌]週刊 ダイヤモンド 2010年 4/17号 [雑誌]
(2010/04/12)
不明

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「電子書籍の衝撃」佐々木俊尚さん出版記念講演に行ってきた

20100411電子書籍の衝撃
4月6日に行われた佐々木俊尚さんの「電子書籍の衝撃」出版記念講演に出席し、同書を読み終わりました。

最初に一言、この本はこれから間違いなく来る電子書籍化の波を語る上で、読んでおくべき1冊になるはずです。また、この会に参加できたことは、この内容を理解し、その次を考えるための大きな助けになりました。


■キーワードは「アンビエント(遍在)化」

コンテンツが電子化されることによって大きく変わるのは、売っている店に行かなくても家や外出先など、どこにいてもインターネットにさえ接続できれば買えてしまうことでしょう。我々はすでに音楽でそれを体験しています。本書は、それを「アンビエント(遍在)化」と表現しています。

それが私たちが単に家から店まで行き帰りする手間がなくなって楽になるだけでは済みません。ここが変わると、今まで当たり前で疑問に感じることすらなかったことが、バタバタとひっくり返っていくわけです。その最も大きいのが以下の2点でしょう。

・人やメディアなどで紹介された本について、関心が高まっているうちにその場で購入できる。

・書店の制約上、目立たないところに置かれていたり、店頭から消えていった本を容易に探しだせ、すぐ買えるようになる。新しい本と古い本が同じ土俵に立つ。


従来は、マスメディアが発信するランキングや広告などを見て興味を持ったり、書店の平台から手にとって気に入ったりすることが、購入動機の大部分を占めていました。それが電子書籍の世界ではガラリと変わります。読みたい本に出会うきっかけから、既存の出版社-取次-書店とつながる書籍ビジネス全体まで大きな変化をもたらすとしています。このあたりはぜひ本書を読んでいただきたいと思います。


■「知識のたこつぼ化」は杞憂

こうした流れは、これまで出版業界に携わってきた人たちや書店、さらに本の著者や読者においても歓迎したくなかったり、躊躇してしまう側面があることは事実でしょう。そこで様々な憶測や疑問を投げかけられています。

特によく聞かれるのが、読まれるコンテンツの電子化が進むと、人は興味ある分野の記事しか読まなくなって情報の偏りが生じ、知識のたこつぼ化が広がるというものです。情報はすべて検索エンジンを通して手に入れたり、特定の人のブログやツイッターしか読まなくなることを危惧しているわけです。

これに対し佐々木さんは「たこつぼ化しない」と断言しています。

ツイッターやブログなどのソーシャルメディアを経由して新しい本と出会うというのは、明らかなセレンディピティ(何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能)が生じている。ミクシィの特定コミュニティだけを読んでいるなら偏りが生じるかもしれないが、ツイッターやブログを読むことは、自分が予期していない、コントロールされていない情報が入ってくる。これらはセレンディピティを意図的に生み出すアーキテクチャになっている。

私も経験上これにほぼ同意です。自分が情報を仕入れたいと思える人ほど、引き出しをたくさん持っており、ブログなどからそこ以外では出会わなかったであろう有用な本や記事と出会えることが多々あります。電子書籍の普及は、こうしたコンテンツを手に入れるハードルをぐっと低くしてくれるものと期待してます。

今までのやり方が通用しなくなることを危惧し、新たな潮流に自分の感覚だけでケチをつけるよりも、自分たちの経験を活かしてどう適応し、利用していくかを考えるべきでしょう。遅かれ早かれ環境の変化が起きるのは自明のことなんですから。


ちなみに、この本の出版元であるディスカヴァー21の干場社長によると、週刊ダイヤモンドが自主的にとりやめたという「電子書籍と出版業界」特集に掲載されるはずだった内容のいくつかがこの本の4章「日本の出版文化はなぜダメになったのか」に収められているそうです。ダイヤモンド社の「自主的な判断」に追い込んだ出版業界の現状と行く末を占えるかもしれません。

電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)
(2010/04/15)
佐々木 俊尚

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「グーグルのグリーン戦略」グーグルが環境問題に熱心な理由がわかった!?


20100410グーグルのグリーン戦略
レビュープラスから「グーグルのグリーン戦略 =グリーン・ニューディールからスマートグリッドまで=」という本を献本いただいたのでご紹介します。

グーグルが環境問題に強い関心を示していることは、少し前からテレビをはじめ各メディアで紹介されていたので、ご存じの方も多いと思います。代表的なものとして、家庭用電源で充電して走行できる「プラグインハイブリッドカー」開発への助成金や投資が挙げられます。さらに、太陽光や風力などのクリーンエネルギーを地域でシェアしたり再生活用する「スマートグリッド」は、ITを活用した次世代電力網の構想として注目されました。

本書は、これらを含めたグーグルの環境に対する取り組みをより詳細に解説した専門書です。環境とITを取り巻く世界各国の現状や、たまに耳にする「グリーンIT」とは何かなどを紹介し、これに対してグーグルは何をやっているのかがまとめられてます。

著者がグーグルに潜入して極秘プロジェクトを取材した…というのではなく、グーグル側から世間に対して「こんなことやってます」というメッセージ的要素が強い内容となっていますので、少し面白みに欠けますが。。。


■すべては電力確保のため?

そもそもグーグルがなぜ環境問題に対し1冊の本が書けるほど力を入れているのか。米国ではお金に余裕がでてくると慈善事業などに寄付したり、社会貢献活動に力を入れたりする習慣が個人にも企業にもあるといわれています。元マイクロソフトCEOのビル・ゲイツは特に有名です。私は最初、グーグルの取り組みもそんな感じに捉えてました。グーグルらしくテクノロジー的アプローチで環境問題に取り組んでいるのかと。

もちろんそうした考えも大いにあると思いますが、一方でそうした問題の解決を自らの成長戦略に取り込んでいるという見方もあります。「Googleの正体」という本ではこう述べられています。

グーグルが描く未来像は極めてわかりやすい。まずは、太陽電池などでどんな国でも調達可能な電力を提供する。電力があればインターネットにアクセスできる環境が整う。インターネットにアクセスできれば、貧困にあえいでいる人たちは自分の努力によって貧困から脱出することさえできる。

もう一度「グーグルのグリーン戦略」を見てみると、取り組みのほぼすべてが、最終的に「電力の確保」に集中していることに気がつきます。

同書では、グーグルの「検索エンジンをはじめとしたサービスの利用回数が増える分だけ売上が増える」という基本戦略を解説してます。グーグルを利用するユーザーを増やし、継続的に利用してもらうためには、インターネットへアクセスする環境(回線とデバイス)と、さらに基本部分として電力の確保が必要です。

グーグルは、豊富な資金を途上国の電力インフラ整備や、化石燃料に代わるクリーンなエネルギーの研究開発に注ぎ込むことで、最終的に世界中の人々がインターネットに接続できる環境を整えようとしているということになります。一企業がやりのけようとするにはとてつもなくスケールの大きな話ですが、グーグルが掲げている自社の使命とも重なります。

Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです。(Googleの会社概要より)


検索や広告とは別の側面で、グーグルという不思議な会社に興味をお持ちであれば、この2冊を合わせて読まれるといいかもしれません。


グーグルのグリーン戦略=グリーン・ニューディールからスマートグリッドまで=グーグルのグリーン戦略=グリーン・ニューディールからスマートグリッドまで=
(2010/03/24)
新井 宏征〔(株)情報通信総合研究所〕

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Googleの正体 (マイコミ新書)Googleの正体 (マイコミ新書)
(2010/01/23)
牧野 武文

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ナップスターがサービス停止するころ、ドコモはXperiaを発売していた

20100404ナップスター


レビュープラスからMacPeople 2009年5月号を献本いただきました。「iPad購入ガイド」や「Macのストレージ活用術」などの特集が組まれていますが、ここでは津田大介さんのコラム「音楽配信一刀両断 - ナップスターがサービスを停止 その理由とは?」を取り上げます。


■ドコモの力を借りても難しかったナップスターの音楽配信

3月1日、PCや携帯電話向け定額制音楽配信サービス「ナップスター」が、5月31日までに全サービスを終了すると発表されました。終了の理由として「米ナップスター社が展開しているDRMフリーのMP3配信サービスを日本でも提供しようとした場合、楽曲の許諾やシステム運営などに大規模な支出が必要で、採算が合わない可能性が高い」ということがあげられています。

津田さんは、これを全体の半分とし、もう半分裏の理由があるとしています。それは「そもそも経営が成り立ってなかった」から。

ナップスターは国内ではタワーレコードと、その子会社であるナップスタージャパンが運営してますが、そもそもはタワーレコードを2005年に買収したNTTドコモが、携帯電話の音楽配信サービスの一翼として始めたのがきっかけです。当時よりauの「着うた」「着うたフル」が人気を集めており、ドコモはこれに早く追いつけ追い越せと、良くも悪くも名の知れたナップスターを利用しようとしたという背景があります。

しかし、CD販売のタワーレコードが音楽配信ビジネスにおいて強みを発揮できず、ドコモも「ならでは」のサービスに展開することができなかった。さらにauのビジネスが日本のレーベルで定着していたこともあって、日本の楽曲でユーザーを満足させられる品揃えすら実現できませんでした。洋楽はそれなりに充実していたそうですが、日本において洋楽は全体の3割程度しか売れないため全体のパイが小さくビジネスにならなかったようです。

コラムではこのあたりの事情がさらに詳しく書かれているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。


■今度はiPhoneを追いかけるドコモ、完全に出遅れたau

結局、音楽配信でauに追いつけなかったドコモですが、すでにその目線はスマートフォンに移っています。4月1日にAndroidを搭載した「Xperia」を発売し、今度はソフトバンクの「iPhone」を追いかけようとしています。ナップスターが息を引きとろうとしているときに、同じような状況になっているのは何とも皮肉です。

そしてauはスマートフォンにおいて完全に遅れをとっています。音楽配信の成功にあぐらをかいていたのかどうかはわかりませんが、先日ようやく発表された初の個人向けスマートフォン「IS series」は、個人的に今スマートフォンに乗り換えようと考えているユーザーのニーズに応えられているようには見えませんでしたし、Twitter上の私のTLでもポジティブな意見があまりみられませんでした。スマートフォンへの乗り換えを考えつつもキャリアを変えたくなかったユーザーが失望し、ナンバーポータビリティでiPhoneやXperiaなどに乗り換える流れが出てくるかもしれませんね。

そして4月2日、キャリア各社が携帯電話のSIMロックを原則解除で合意したと発表されました。SIMロック解除がどのような影響を与えるのかはまた別の話ですが、今後さらに競争が激化することは間違いないでしょう。


だれが「音楽」を殺すのか? (NT2X)だれが「音楽」を殺すのか? (NT2X)
(2004/09/22)
津田 大介

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「王様の仕立て屋」とうんちくマンガの魅力!

2010032401王様の仕立て屋
読書朝食会(リーディング・ラボ)で好評だったので、こちらでも紹介。。。

日本で「粋」といえば、着物を着た江戸っ子を指すことが多いですが、こと海外に目を向けるとどうでしょう。粋をどこかの言葉に訳すると、それはイタリア語の「エレガンテ」が近いかもしれません。

イタリアで「エレガンテな服」というと、ナポリ仕立てのスーツが挙げられることが多いようです。身体の曲線に合わせて美しく波打つドレーブラインが特徴。軽くて軟らかく動きやすい着心地はストレスを感じさせません。イタリアだけでなく世界中の洒落者が愛されているそうです。

「スーパージャンプ」で連載中の「王様の仕立て屋 -サルト・フィニート-」は、そんなナポリ仕立てのスーツの奥深さをはじめ、イタリアや世界各地の男性ファッションのエレガンテを、軽快なストーリーに詰め込んだ作品です。

主人公はナポリで仕立て屋を営む日本人、織部悠。彼の元には様々な境遇で人生の大舞台に立つときの1着を仕立てにやってきます。作品で語られる多くの知識はスーツだけでなくシャツ、ネクタイ、ボタン、革靴、万年筆、時計、鞄など多岐にわたります。ストーリーが進むとイタリアを飛び出しイギリスやフランスなど、そして日本の粋まで語られます。

世界の粋、エレガンテを知りたければ必読。コミックスは2010年時点で25巻まで発売されています。


■うんちくマンガは日本だけ!?

2010032402モノ・マガジン 2010032403王様の仕立て屋
私が王様の仕立て屋を知ったきっかけはモノ・マガジン2007年6-2号で特集された「コミックが先生!!」といううんちくマンガの特集でした。料理から音楽、スポーツなど様々なモノ、文化の世界を知ることができるマンガというのは、世界でも日本特有なものだそうです。

うんちくを語るマンガとして始めにメジャーとなったのは「美味しんぼ」といえます。以降、グルメ、料理、お酒はうんちくマンガの中心となるジャンルになります。その他、この特集では「もやしもん」「神の雫」「鉄子の旅」「へうげもの」「ギャラリーフェイクなどを大きく取り上げられてました。「のだめカンタービレ」でクラシックに興味を持ったという人も多いのではないでしょうか。

興味があることについてマンガで学ぶことができるのは日本人の特権かもしれませんね。


マンガで鍛える読書力マンガで鍛える読書力
(2009/07/07)
本山 勝寛

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王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 25 (ジャンプコミックスデラックス)王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 25 (ジャンプコミックスデラックス)
(2010/02/04)
大河原 遁

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「35歳独身限界説」がインパクト大!リーラボ@ティファニー銀座&勝間和代講演会

2010021701リーラボ@ティファニー銀座
今月3回目の読書朝食会「リーラボ」に参加してきました(1回目2回目)。今回は銀座のティファニービルにあるThe Tea Room。会員制だそうでこういう機会じゃないとめったに入ることのできない場所なので楽しみにしてました。残念ながら今月末で閉店だそうです。

今回、私が紹介した本は「チェンジメーカー」。ご存じ勝間和代さんの新作です。のっけから「カツマーですか?」と聞かれるほど有名というか先入観を持たれちゃってますが、個人的には今のご時世を楽しく前向きに生きていくために役立つことが、わかりやすい言葉で綴られている良書だと思います。(一応、私は勝間さんの本を何冊か読んでますがいわゆる“カツマー”ではないと思ってます)

2010021702リーラボ@ティファニー銀座
実は、この前日に丸善の東京丸の内本店で行われたチェンジメーカーの出版記念講演に参加し、初めて生で勝間さんの話を聞いてきました(残念ながら会場内での撮影はNG)。そこで彼女は同書を「問題解決型思考を養うためのケーススタディ集」と位置づけてました。身の回りで起きている小さな問題でも、見過ごさず解決させようとする行動が、やがては国や社会も動かすとし、その具体的な例を大きく10個に分けて紹介されています。

序章 「チェンジメーカー」になろう
第1章 「シルバー資本主義」を打ち破ろう
第2章 「なごり政治」を改革しよう
第3章 政治家に政治を預けるな
第4章 結婚のすすめ―「35歳独身限界説」とは何か?
第5章 「労働一神教」から抜け出そう
第6章 勝間流「転職必勝法」
第7章 「終身雇用神話」にだまされるな
第8章 「ビジネスモデルの陳腐化」にどう対抗するか
第9章 「本当の経営者」を育てよう
第10章 「男女共同参画社会」が日本を幸せにする

どれも彼女独特の切り口でとても面白かったのですが、リーラボで本を紹介できる時間は多くても数分、どのようにこの本を紹介しようか…?

そうだ、本人に聞いてみよう!

ということで、講演後に行われたサイン会で、「明日、読書会でこの本を紹介したいのですが、どの話が印象に残せると思いますか?」と聞いてみました。すると勝間さんは少し考えた後、本にサインと一緒に3つのポイントを書いてくれました。

2010021703リーラボ@ティファニー銀座
このサインがあるだけでもネタとして十分ですが、やはり「35歳独身限界説」がインパクト大ということで、リーラボで簡単に紹介しました。この説を一言でいうと「35歳を超えると結婚できる率が低くなっていく」ということ。さらに35歳が人生の大きな曲がり角とし、それまでに結婚しているかどうかが「出世」「出産」の可能性にも大きな影響を及ぼすとしてます。

やはりこの説のインパクトは大きく、紹介が終わった後にも「35歳独身限界説についてもっと詳しく!」と聞かれましたw。この本のほかにも、ネットでも大きな話題となったようなので、ググってみてください。

この本に限らず、勝間さんへの評価は賛否がはっきり分かれます。私はこれに「先入観」が大きく関わっていると思います。どんな分野であれ「○○は××だ」という思い込みが強い人ほど、批判的に言う人が多い気がします。あるいは以前によく言われた「スルー力」がなさそうな人もそんな傾向があるかも。

今までの自分の考えはいったん置いといて、最近よく見る勝間って人はこんなこと考えているのか、というスタンスで読むときっと面白いと思います。取り入れられるところは取り入れて、受け入れられないところはさらりと流す。1つでも「これは!」と思うことが見つかり、その後の行動に変化が起きれば読んだ価値あり。これがビジネス書や自己啓発書の楽しい読み方だと思うので。

2010021705リーラボ@ティファニー銀座
今回、私がいたグループで紹介された本はこちら。童話や西洋文学までありましたが、一番読みたいと思ったのが「ゲーム業界の歩き方」。インタビューを通じてゲーム業界ではどんな人が働いているのかがわかるそうです。ゲームに対してもいろいろな偏見がありますが、その業界で働くには単なるゲーマーではつとまらず、いろいろな引き出しを持っていないとゲームは作れないそうです。この本以外にも任天堂のホームページで社長の岩田さんがスタッフにインタビューする連載なども面白いそうです。これも読まなくては!

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そうそう、The Tea Roomのミルクティ、美味しかったです!ティファニ~な味でしたw

せっかくなので、The Tea Roomの写真を何枚か撮ってきました。ぜひご覧ください!
ティファニー銀座ビル The Tea Room -Flickr
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チェンジメーカーチェンジメーカー
(2010/02/09)
勝間 和代

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ゲーム業界の歩き方ゲーム業界の歩き方
(2009/11/07)
石島 照代

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『外へ出て人と会えよ』といわれたらこれを読め→「会社って楽しい?(美崎栄一郎)」

2010013001会社って楽しい?

一見すると、就業時間中に会社内で仕事を楽しくするためのノウハウ本。でも実は会社の外で仕事以外の時間を充実させることで、仕事まで楽しくしてしまう方法が書かれているのがミソです。

よく「モチベーションが上がらない」「目標とする人が社内にいない」という悩みを打ち明けると、「(会社の)外へ出かけて人と会えよ」というアドバイスをもらうと思います。でも何の目的もなしに出ていっても、そうそう解決できることはありません。具体的にどうしたらいいのか、この本にはその答えがいくつもちりばめられています。

具体的には、各地で行われている勉強会に出ようというのが趣旨です。

1.自分に合う勉強会を見つける
2.疑問や不安に感じることを解消する
3.楽しみながら知識や人脈を得る

これら「勉強会攻略法」が、短時間でわかります。あとはあなたが動き出すかどうか、というところまで連れて行ってくれるでしょう。

敷居の高さや偏見を感じさせないために表紙やカバーに「勉強会」という言葉をあえて使ってないところや、各章ごとのまとめを読むと、このタイトルはよく考えられているなと思います。


さらにこの本は、ビジネス書でありながら小説として話が展開します。いくつかタイプの違った人物が次々と出てきて、上に書いた3つの攻略法をお互い(そして読者)で共有していきます。

この本を手にする人は、おそらく出てくる人物の誰かに自分を重ね合わせることができるでしょう。そして「教えてもらう」のではなく「疑似体験」として、他のビジネス書よりスムーズに読み進めることができるんじゃないかなと思います。

同じような小説風ビジネス書(ちょっと萌え入り)として「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」などが売れているようで、今年はこうした本が流行るかもしれませんね。

2010013002会社って楽しい?
実はこの本、著者も登場していた「勉強会まつり2010」というイベントに参加したときに買いました。私自身、よくイベントごとには参加してますが、「勉強会」には興味を持ちつつも少し抵抗を感じていました。

でも勉強会というのは、まじめな人達が難しいことを言い合うものではなく(そういうのもあるかもしれませんが)同じことに興味があったり、近い目標を持つ人たちが気軽に集まって楽しむイベントであることが、この本や勉強会まつりでわかりました。

会社って楽しい?会社って楽しい?
(2010/01/28)
美崎 栄一郎

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筆者のページで1章が無料ダウンロードできます。

一般誌の鉄道特集が面白い!

2010012401鉄道特集
週刊ダイヤモンドの臨時増刊「This is JR」とプレジデント50+の別冊「鉄道と旅 入門」を買いました。どちらも有名なビジネス誌の特別編集版ですが、かなり趣味に走った内容となってます。

This is JRは、昨年10月頃に発売された同誌の特集「JRの秘密」を再編集したものだそうです。

完売店も目立ったゆえ、購入できなかった方も多々おられると考え、再登場となった次第です。(中略)渦中の話題には最新データを加えてあります。

昨年の本誌発売時には未掲載だった写真も追加。また、「500系のぞみ」の運転台同乗記を筆頭に、SLや貨物列車や廃線跡巡りなど、マニアックな記事も増補しました。(巻末の「From Editors」より)


以前、このブログで書いた「JR東日本の車両置き換えが早い理由」も「JRの秘密」の記事を読んで書きました。鉄道専門誌にはない視点からJRの現状を捉えており、鉄道好きならライトからマニアックな方まできっと楽しめる1冊になってます。

一方、プレジデント50+の方は、ビジネスとはほぼ関係なく、鉄道の旅に終始した内容となってます。全ページにわたって写真が豊富で眺めているだけでもワクワクする。名前からしておじさま向けですが、アラサーな私でもヘタな鉄道記事よりずっと楽しめました。

言うまでもなく私は鉄道好きですが、他にも趣味というか時間やお金をかけたいものがあって、どちらかというとテツ分は薄い方だと思います。そんなレベルだと鉄道専門誌の内容はちょっとヘビーなんです。週刊ダイヤモンドなどの記事は、やはり他の話題も書いている編集者たちが作ったものなので、あまりマニアックに走っておらず「ちょうどいい」んですよね。最近は私のようなライトな鉄道好きが増えたのか、いろいろな雑誌で特集が組まれていて、出る度に買って楽しんでます。

2010012402鉄道特集
週刊東洋経済は一昨年と去年に1度ずつ特集してました。海外での鉄道需要の増加に日本のメーカーが参入する話題や、利便性や市場性から住みたい「駅力」ランキング&格付けなんて記事も面白かったです。

2010012403鉄道特集
去年は「BRUTUS(ブルータス)」や「Pen(ペン)」も特集をしてました。取り上げる話題が違ってたり、同じ話題でもそれぞれの雑誌の切り口が違っていて、その差を見るのも面白いです。

そんなわけで、今年もいろいろな雑誌の鉄道特集を期待してます!

Real Design(リアルデザイン)の特集「いま買える未来のデザイン」に衝動買い

2010011704リアルデザイン
1月16日に発売された「Real Design(リアルデザイン)」3月号を衝動買いしてしまいました。特集は「いま買える未来のデザイン」。こういうの好きなんですよね、実際に手に入れられなくても、ある程度は満たされるからw

2010011701リアルデザイン
iPhoneを手に入れて以来、ケータイにはほとんど興味がなくなってしまいましたが、海外の端末の中には目を惹くものがありますね。ノキアやソニエリ、サムスンなどの日本では発売されていない「かっこいい」ケータイが紹介されてます。

2010011703リアルデザイン
”G-SHOCKデジカメ” EX-G1。アメリカですが、こんなのも発表されていたんですね。日本でも1月29日に発売されるそうです。

2010011702リアルデザイン
自転車搭載用iPhoneケース「iCrew」。「マップ」でナビになり、「カメラ」で走行中の動画も撮れる。専用アプリでiPhoneが速度や走行時間、距離などを計測できるサイクリングコンピュータにもなる!もちろん本体をしっかり保護。今年はちょっとだけいい自転車がほしいのですが、買ったらこれも手に入れたいです。


この他にも、クリエイターが薦める「ニッポンの宿」とか、「これだけは知っておきたい名作・定番チェア84」とか、なかなかツボでした。

Real Designはこれまでにも何度か衝動買いしたことがあります。アラサー・アラフォー向けのカルチャー誌(「Pen」や「BRUSTUS」など)と、ガジェット誌(「デジタルギア」や「Begin」「mono」など)の中間あたりのような存在かな。

体裁は凝っているし、写真が上手で紙質もいい。興味ある分野だと思わず手にとって、買う予定がなくてもレジに向かってしまうし、ためにならなくても眺めているだけで幸せになれる。「今後は本をできるだけ電子書籍で買いたい」と思う私でも、これは紙で買いたくなる雑誌です。

iCrewiCrew
(2009/12/20)
MSY

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Real Design (リアル・デザイン) 2010年 03月号 [雑誌]Real Design (リアル・デザイン) 2010年 03月号 [雑誌]
(2010/01/16)
不明

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「2015年の生活?大して変わらないんじゃねーか。」クーリエ・ジャポン2010年2月号


2010011601クーリエジャポン
買った後にレビュープラスさんから献本していただいちゃいました…1冊は誰かにあげよ。

現在発売中のクーリエ・ジャポン2010年2月号の特集「次の、ITライフ。」を読みました。ARからTwitterまでITのホットな話題を海外のジャーナリストがまとめており、なかなか興味深い内容となってます。

MOBILE:街で気になる情報は、すべてレンズ越しの世界で手に入る(AR)
TV:番組の録画は必要なし次世代テレビは“検索”で!(Hulu)
MUSIC:音楽との“出会い系サイト”が自分の好きな曲を教えてくれる(PANDORA)
GAMES:クラウド化する世界ではゲーム機もソフトもいらない(OnLive)
BOOKS:シリーズの続きはその場で購入 本の電子化で読書量が増える(Kindle)
SOCIETY:新たな政治家やビジネスも「バイラル・ループ」が創る
APPLE:天才ジョブズなきアップルが世界を変えられるか?
MICROSOFT:マイクロソフトが本気で挑むスマートフォンを超えるモノ
GOOGLE:グーグルの次なる戦略とは ? スイスの極秘ラボから見た世界
TWITTER:量産される "つぶやき" の分析がツイッターに巨万の富を生む

Twitterで聞きました 2015年私たちの生活はどう変わってますか?


中でも今年は日本でも電子書籍が本格普及すると言われている中、先を行く米国のトピックは興味深いです。

アマゾンによると、同社の電子書籍端末 Kindle の購入者は購入前と比べて買う本の数が 3.1倍になったという。かつてアマゾンで紙の本を年に平均 8冊買っていた読者は、キンドルを買って以降、平均24.8冊買うようになっていると言うことだ。

(中略)

ソニーも「リーダー」という端末を販売しているが、同社によると、顧客は1ヶ月に平均8冊の電子書籍をダウンロードしているという。これは米国人が平均的な米国人が1年間に買う本の数よりも多い。

(中略)

端末の使い勝手が良いため、以前よりも読書をするようになったと語る電子書籍愛好者は少なくない。


と、電子書籍を使うユーザーの読書量が加速しているとしてます。

米国ではかなりドラスティックに読書スタイルが変わっているようです。これはユーザー、出版業者とも電子書籍に魅力を感じやすい土壌があるからだと思います。

ユーザーは、日本と比べ広大な国土かつ書店が少ない米国ではAmazonへの依存度が高く、さらにオンラインで瞬時に購入できる利便性が加われば、電子書籍の魅力を感じやすいでしょう。一方、出版業者はあまり規制に守られておらず業界全体で売り上げが落ち込んでいる中では、既存の方法以外へハングリーに取り組んでいかなくては生き残れません。

じゃあ日本はどうなるかというと、まぁ音楽の流通がCDからダウンロードへ徐々に移行しているのと同じくらいか、ちょっと早めのスピードで広まっていくんじゃないかと思います。ユーザーは積極的な人から徐々に広まり、コンテンツが充実していくに従って一般にも広がっていく。業界も規制や出版社の積極性はかつての音楽とそう変わらなさそうですから、CCCDと同じような失敗をしてダメなところは淘汰されつつ、変化に対応できるところが生き残ると。

テレビにしろゲームにしろ、あるいはコミュニケーションにしろ、そんなこんなでツールの形や流通方法が徐々に変わっていくのは明らかでしょう。

2010011602クーリエジャポン

では、生活はどう変わるのか。特集の最後にTwitterで「2015年私たちの生活はどう変わっていますか?」という質問を、勝間和代さん、佐々木俊尚さん、佐藤尚之さん、津田大介さん、堀江貴文さんの5人にぶつけた答えが掲載されてます。それぞれ独自の見解を述べてますが、私の考えは堀江さんの答えに近いです。

大してかわらないんじゃねーか。もうIT的には結構進化してるから。

---「進化してるIT」がもっと広まることで、私たちひとりひとりの生活は変わると思いますか?

ITの進化でレイトマジョリティーの生活は今の私みたいな生活になるでしょうね。ショッピングは殆どEC。調べ物は殆どGoogle、Wikipedia。電話せず、メールやSNS中心。地図もセルフGoogleナビみたいな感じになるでしょう。


私も5年前・10年前に比べると、いろいろ騒がれているほど変わったかというと、やや疑問。10年前を思い出してみると、すでにチャットで知り合った人たちとオンライン・オフラインで遊んだり、毎朝の通勤電車ではケータイでニュースサイトを見てたりしてました。やっていることは今とさほど変わっておらず、ツールや手段が変わっただけのような気がします。すでに変革は10年以上前には起こっていて、そこに参加する人たちが増え、選択肢が広がっただけではないのでしょうか。

だから、5年後にITが「生活を変える」かというと、大して変わらないと思います。人生を変える人や本、言葉との出会いとか、生活が変わるきっかけ作りにはなってくれるかもしれませんけど、それはITが変えたんじゃなくて、自らが変えたと言っていいんじゃないでしょうか。

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 02月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 02月号 [雑誌]
(2010/01/09)
不明

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