オピニオン

今だからこそテレビのスイッチを切ってみよう

ここ数日、震災を報道するテレビに対しての不満をよく聞く。政府や東電が発表したことをそのまま垂れ流すだけの番組、同じ内容の繰り返し、震災に遭われた方に対し視聴者にお涙頂戴的な取材。見ているだけで気が滅入るが、先の見えない恐怖が新しい情報への欲望をかき立てて、ついついまたスイッチつけてしまう。テレビだけでなく、ネットにおいてもそういう情報を探してしまい、一喜一憂の繰り返しだ。

個人的に思ったのが、今こそ個人としての情報処理能力が問われているということ。今必要としているのは、何が起きているかという事実とともに、ここ数日で精神的に疲れた自分に元気や勇気を与える情報ではないだろうか。それはニュースだけでなく、「こんなときだからこそ頑張ろう」という声でもいいし、音楽でもいい。そのうえで、今自分に何ができるかを考えることだ。

そのためには自分が接するメディアをコントロールする必要がある。ネットでは、今回の震災後の日本人の姿勢を賞賛する海外からの声をたくさん聞くことができるし、これを機に日本が生まれ変わるという話も目にすることができる。総じてリテラシーが高いと思える人ほど先のことを考えたプラス思考の情報を発信しており、まわりがよく見えているという印象を受ける。

また、ラジオでは前向きに生きていこうと思わせてくれる音楽や声を積極的に流す局が多い。テレビでもそういう番組をたまに見られるようになったが、この点ではラジオの方がずっと先を行っている。情報の受け手が本質的にどういう情報を欲しているのか、またメディアの一翼の担い手としての立ち位置をよくわきまえているなと思う。

そして、メディアから距離を置く時間も必要だ。プラスであれマイナスであれ、震災のことばかり考えていては精神的にまいってしまう。仕事に打ち込むのもいいし、停電の時間は引き籠もってないで近所を散歩してみたり、今のところ停電のない都心に出てみるのもいい。ラッシュを外せば混乱に巻き込まれることもない(いつ、どこが混むかもネットで調べればだいたいわかる)。

震災の直接的な被害は受けなかったものの、原発や停電、買い占めなどの不安をかかえた首都圏の人たちにとって、ここ数日ほどメディアとの接し方が問われている時はないのではないだろうか。前向きに生きていきたいなら、まず勇気をもって、つけっぱなしになっているテレビのスイッチを切ってみるべきだと思う。
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新婚生活の家電選びは洗濯機にお金をかけると幸せになれる!

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6月から新居で新婚生活を始めているわけですが、振り返ってみて大成功だったと思うのが「洗濯機にお金をかけて最高の機種を選んだこと」です。

買ったのは日立の「BD-V3200」というドラム型機種で、5月当時の店頭表示価格で168,000円(ポイント20%還元)のところをさらにまけてもらったのですが、それでも10数万円使いました。洗濯機にしては結構高い方だと思います。

なぜ良かったかというと、これによって洗濯に関する家事にかかる手間と時間を大幅に節約できているからです。洗濯に関わる家事とは、洗濯機をまわすほかに、洗濯物を干す、取り込む、たたむ、そしてアイロンがけまでありますが、以下の3つにより普通の洗濯機に比べおそらく手間を半分以下にできています。

1.乾燥機を使うこと
これだけで「干す」「取り込む」手間が削減できます。多少電気代が上乗せされますが、省エネ機能もあって微々たるもの。さらに風アイロンという機能でできるだけシワを伸ばすように乾燥してくれるためほとんどの衣類でアイロンも必要ありません(形状記憶/安定であればワイシャツもアイロンせずとも気にならない)。

ちなみにBD-V3200には「スチームアイロンという機能があります。以前にレビューしましたが、実はこれまであまり使う機会がありません。

2.大容量であること
二人で10Kgというのはスペックオーバーな気もしますが、3日も経てば1回まわすくらいの洗濯物がたまります。乾燥も一緒にすると3時間前後はかかるので、1日に2回以上まわすのが難しい。1日にまわす回数を1回におさえれば、家に居なくてはならない時間も少なくすることができるわけです。

3.「ナイトモード」を備えていること
夜寝る前に洗濯機をまわしておけば、ちょうど起きるくらいの時間に乾燥まで終えていて、朝たたむだけ。週末に洗濯機をまわしても水曜くらいになると1回分の洗濯物がたまるので、平日はナイトモードで洗濯します。次の朝たたむのは約3日分なので5分もあれば終わります。

うちは夫婦共働きで平日は二人とも帰りが夜遅い。でも休日もいろいろやりたいことがあるので、家事にかける時間を減らしたい。そこで家電の中で家事の時間を最も節約できるものこそ洗濯機であり、一番いいものを選ぶといいというわけです。これによりお互いやりたいことに時間がかけられるので、ストレスを解消できて夫婦円満。家電に任せられることは任せてしまえば、その分幸せになれます。

ちなみにこれと同じ理由でうちの奥さんが「食器洗い乾燥機」を激しく欲しがっているのですが、うちの台所が狭く置き場所がないので我慢してもらってます。スペースに余裕があれば、こちらも揃えておくのも吉です。


日立 10.0kg ドラム式洗濯乾燥機【左開き】シャンパンHITACHI ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム BD-V3200L-N日立 10.0kg ドラム式洗濯乾燥機【左開き】シャンパンHITACHI ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム BD-V3200L-N
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facebookが「Gmailでやりとりした人」へ勝手に招待メールを送り続ける件と対処法

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まさか自分のiPhoneに自分のfacebookアカウントから招待メールが届くとは…


まずは解決方法から

追記
下記の方法では、まだGmailからインポートされたアドレスが残っていて、招待メールが配信され続けるようです。以下の方法でインポートしたアドレスの確認と消去ができるようです。

下記1.2と進み「インポートした連絡先情報の削除」が出てきたら「Facebook電話帳」に進む

左メニューの「友達を招待」をクリックし、右側の「招待履歴」へ

2010090901.jpg

すると「招待と連絡先インポートの確認」へ進み、インポートされたアドレスのリストが出てきます。

すでに自分の知らない間に招待メールを送ってしまった場合は、これらのアドレスをコピペしてお詫びのメールを送りましょう。

左下の「このページと電話帳の連絡先をすべて削除するにはこちらをクリック」をクリックすると、インポートされたアドレスがすべて消えます。

私はあわててリストを消してしまい、お詫びのメールを送り損ねました…



1.マイページの左側『友達』へ
→「アドレス帳から検索」の[友達を捜す]の下にある「Facebookがあなたの~」の最後にある『詳しくはこちら』へ
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2.ポップアップメッセージの最後にある『このページ』へ
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3.「インポートした連絡先情報の削除」の下部にある『削除』で完了
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これで勝手に招待メールが飛ばなくなるハズです。こちらを参考にさせていただきました。
facebookの友達招待メールが何度もしつこく送られてしまう件(running diary)

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そもそも何故こんなことが起きたのか。facebookでアカウントを作る際に「すでにfacebookを利用している友達を探しましょう」とメールアドレスとパスワードを入力する場面があります。

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そこへ入力すると、それぞれのメール環境に保存されているメールアドレスを抽出し、すでにそのアドレスでアカウントを作っている人を検索して、レコメンドするようになっています。

一方、アカウントを作ってないアドレスに対して勝手に招待メールを送る仕組みのようです。どこでことわりを入れているのか知りませんが、非常に迷惑な機能です。しかもそのアドレスで入会してないと、2度3度と送り続ける悪質ぶり!

さらに怖いのが、Gmailの場合アドレス帳など自主的に登録したアドレスだけでなく、過去に1度でもメールを送受信したアドレスに対しても、勝手に招待メールを送ってしまう点です。例えば仕事でメールした人や、ヤフオクなどの取引でその時だけやりとりした会ったことのない人まで招待メールが送られてしまうわけです。これは非常に困ります。

私はGmailが公開された間もなくから使っているメインのアドレスで登録してしまったので、およそ5年間にやりとりした人に送られている可能性があります…。それだけ膨大になってしまうと、お詫びのメールを打つこともままなりません。しかも誰に何回送ったのかの履歴もわからない。

すでに何人かの方から指摘をいただいて謝りましたが、気味が悪くて指摘できないと思われている方もいると思います。本当にどうしたらいいのやら…。

そんなわけで、GmailやYahoo MailなどIDやメールの仕様が公開されているアドレスを使ってfacebookを始める際にはぜひ気をつけていただきたいと思います。

スキャンするために裁断した雑誌を再び綴じて活用しよう

ビジネス雑誌は買い始めるとどんどんたまっていきますが、いざ処分しようとしても、まだ役に立ちそうでなかなか捨てられないんですよね…。

このGW中、こうした雑誌を裁断してスキャナで読み込み、データとして保存する作業をせっせとしています。以前よりシートスキャナ「ScanSnap1500」や裁断機「PK-513」を導入してましたが、今回さらに便利なアイテムを増やしました。

20100503雑誌裁断スキャン01
○バイモ11フラット(マックス)
最大40枚の紙を楽に綴じられるホチキス。

○ホチキスリムーバー(サンスター文具)
雑誌をとじている大型ホチキスが紙を傷めずとれます。

これらを使って、以下のように雑誌を裁断してスキャンした後、必要なところを再度綴じてみることにしました。ここでは、文具を特集した日経アソシエを使ってご紹介します。

ドラマ「エンゼルバンク」をフル活用する講談社、「働きマン」のリベンジ?

2010022812講談社エンゼルバンク
「透明アクセル」というマンガをご存じでしょうか。現在ドラマで放映されている「エンゼルバンク」の原作や、「ドラゴン桜」の作者である三田紀房さんの最新作で、講談社の「イブニング」に連載されています。2月23日にコミックス1巻が発売されました。

ストーリーは、大手広告代理店に勤める主人公が、担当営業先である競艇の大きな話題作りをしてビッグビジネスにするため、実力がありながらもなかなか勝てない女子フィギュアスケート選手を競艇に転向させようとするもの(1巻まで)。広告代理店がスポーツなどにどんな形で関わっているのか、その一端がわかる面白い内容となっています。

これだけでも興味深いのですが、このコミックの内容と発売時期を考えたら更に面白いことに気づきました。発売された2月23日はバンクーバーオリンピックの真っ最中。浅田真央選手らの話題が最高潮に達している時期です。そして主要な登場人物の中に女子フィギュアスケートの選手がいます(彼女っぽい人物も登場します)。

そして2月はドラマ「エンゼルバンク」も中盤から後半に入り始めた時期です。私は三田紀房さん作品が好きで、エンゼルバンクも1巻から買って読んでましたが、当初はあまり目立つところには置かれてませんでした。しかしドラマが始まってから書店を覗くと扱いが大きく変わり、とても目立つところに置かれるようになってました。そしてその隣には、同じ作者の最新巻として「透明アクセル」も置かれていました。

2010022814講談社エンゼルバンク

これらが偶然重なったとは思えません。透明アクセルが連載を始めるタイミングも、登場人物や展開もこの時期にコミック1巻が発売されるのを狙ったものだと思います。イブニングというややマイナーな雑誌の連載のため、どれほどインパクトがあったかはわかりませんが、何もせずに発売するのとでは大きな違いがあるのではないかと思います。


■ドラマで興味を持った読者を他の本の読者に

2010022813講談社エンゼルバンク
また、エンゼルバンクもなかなかしたたかです。透明アクセルと同じ2月23日に11巻を発売したのですが、その前の9巻・10巻を12月・1月に発売し、3ヶ月連続で最新巻を発売していました。コミックには9話収録されてますが、連載されているモーニングは週刊のため月に進められるのは多くて5話まで。これはドラマが放映されているこの時期に集中的に発売できるよう調整してきたといって間違いはないでしょう。

さらに、このブログでもとりあげた勝間和代さんの「チェンジメーカー」という本もこれに絡んでます。この本はエンゼルバンクと並行して週刊モーニングで1年間連載された「勝間和代の『誰でも出来る』日本支配計画」というコラムをまとめたもので、エンゼルバンクのオフィシャル参考本として2月に発売されました。勝間さん自身、ドラマの第一話に登場するなどコラボしてました。

2010022815講談社エンゼルバンク
さらにさらに、エンゼルバンクの公式副読本として三田紀房さん自ら「『売れ残る時代』の転職術」と「会社に左右されない仕事術」という2冊を、エンゼルバンクに登場する海老沢のモデルとされている海老原嗣生さんも続けて3冊もの本を発売しました。

さらにさらにさらに、エンゼルバンクや透明アクセルの巻末には、ストーリーに絡んだビジネス書や自己啓発書の著者による書き下ろしコラムが載っており、当然著作もPRされています。

…とこんな感じで、ドラマをきっかけに原作に興味を持った人を取りこぼさず、さらに関連する本の読者になってもらおうと周到な準備をしているわけです。勝間さんの場合は彼女のファン(カツマー)を取り込む狙いもあるでしょう。

テレビの凋落が話題となってますが、それでも数十万、数百万単位の人にリーチできるわけですから、大きなチャンス。そして原作に興味を持つ人は、それに関する本にも関心を持ちやすい優良な見込み客といえます。著者や発売元の講談社が、それをきっちりと取りに行ったんだろうと思います。


■「働きマン」の失敗に対するリベンジ!?

2010022816講談社エンゼルバンク
これを見て思い出したのが2007年にやはりモーニングに連載されていた「働きマン」がドラマ化されたときのことでした。男性より働く強い女性を描いた作品として注目を集め、4巻まで発売されていたコミックは、ドラマがはじまると増刷を繰り返すヒットとなりました。しかし作者の安野モヨコさんが体調不良でダウンしてしまい、そのままドラマが終了。昨年復帰したものの5巻は未だに発売されてません。講談社はドラマ化のチャンスを生かしきることができなかったわけです。

エンゼルバンクも透明アクセルも、日本で女性が働く環境に対して疑問を投げかける節があり、かなり女性を意識した内容となっています。講談社はエンゼルバンクを働きマンのリベンジと考えているのかどうかわかりませんが、両方を見た私としては、つながりがあるように見えてなりません。また、透明アクセルに出てきたような大手広告代理店がこうしたシナリオを書いているのかもしれません。

ここに書いた推測がどこまで当たっているかわかりませんが、とても興味深いと思いますし、否定的な考えはまったくありません。むしろ、ここに出てきた本の何冊かを読み、非常にためになっています。特にエンゼルバンクと透明アクセルは、ぜひ多くの人に読んでもらいたいと思ってます。


透明アクセル 1 (イブニングKC)透明アクセル 1 (イブニングKC)
(2010/02/23)
三田 紀房

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エンゼルバンク 11―ドラゴン桜外伝 (モーニングKC)エンゼルバンク 11―ドラゴン桜外伝 (モーニングKC)
(2010/02/23)
三田 紀房

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エンゼルバンク公式副読本 会社に左右されない仕事術──仕事は「自由」を獲得するゲームエンゼルバンク公式副読本 会社に左右されない仕事術──仕事は「自由」を獲得するゲーム
(2010/02/09)
三田 紀房モーニング編集部

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本を月に30冊読む人より1冊だけ読む人の方が読み手として上になるとき

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本を読むこと自体を目的化することがあまり好きではないんですよ。本を読んだら別の世界に行けてよかったではなくて、読んだ本をその人の日常でいかに使えるかが大切だと思います。

「週末、家に籠もって本を○冊読みました」と得意気に言われても「それって暗くない?1冊くらいでやめて、そこで得た情報を基に誰かと飲みに行くとか、女の子とデートした方が楽しくない?」と思ってしまいます。本を読むこと自体で完結してしまうんではなくて、読んだ本をいかに使うのかというのが大事なんです。

例えば2人の男の子が「モテたい」というモチベーションで本を読むとします。1人は勤勉で月に20冊も30冊も読んだけど、それだけ。もう一人は月1冊しか読まないけど、それをいろいろ咀嚼して、行動して日常すごくモテまくっている。読み手としては1冊しか読まなかった方が上だと思うんです。

本は自分の人生を面白おかしくしていくためのツールだと思っています。---BACH(バッハ)代表 ブックディレクター 幅允孝(はばよしたか)
J-WAVE Growing Reed 2010 2/15放送)

「○冊読んだ」と満足してしまうのは、読書があまり好きではない人ほど陥ってしまう罠かも。私の読むものがビジネス書や自己啓発書が中心な理由もだいたいこれで、読んだことを何かに生かしたいんです。

先日、お話をした方は、ある小説に書かれていた場所の景色が見たくなって、はるばるパキスタンと中国を旅行されたことがあると聞きました。まさに読書で人生を面白くしているなと思いました。

岡田准一:僕、自分を変えた本とかよく聞かれるんですけど、まだないんですよ。それをずっと探し続けているんですけど。

幅允孝:本を読んでも「自分」は変わらないと思いますよ。最近の風潮で、イージーに「この本を読んで人生変わりました」とかあるんですけど、そういうの、もぞ痒いんですよ。そんなに簡単に人生変わらなくて、本というのは遅効性の道具だと思っています。いつ効くかはわからないけど、自分の中でため込んでおくと、いつかはどこかで作用するかもしれない。読書って、そういう引き出しを自分の中に増やしておく作業だと思います。

読んだら「スイッチが変わる」とか、「読んだら5キロ痩せる」とか、即効性がある道具とはそもそも違っていて、後から振り返ったときに「ああ、あの時に読んだ本が作用していたかもしれないなぁ」と思うものではないかなと。目先の目に見える変化を求めるのは、そもそも違う気がする、向いてない気がします。
J-WAVE Growing Reed 2010 2/15放送)

何冊も本を読んでいると、自然と近いジャンルや内容の本を何冊も読んでいて、それらに共通していることが、特に自分の考え方に影響を受けていたということがあります。

いずれにせよ、読書って習慣にすることが大切なんだなぁと感じた言葉です。

デジタルが苦手な人にとって、そんなに悪い時代じゃない

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今日、はっとした言葉。

デジタルが苦手な人にとって、そんなに悪い時代じゃないんですよ。何でかというと、どんどん簡単になっているから。10年前よりも、5年前よりも、3年前よりも今の方が全然簡単になっているんです。何かをやるにしても、そんなに難しくないので、デジタルに関しては乗り遅れたとかなくて、後から入った方が楽に始められる。…ということを覚えておいてもらえるといいと思います。---デジタルステージ代表取締役 平野友康(J-WAVE Growing Reed 2010 2/8放送)


ツッコミどころはあるけど、なかなか言い得て妙だなと。

日常的なメールやWeb以外、例えば何かを創作するとき、デジタルと全く無縁な分野はまだまだたくさんある。そこの何かをデジタル化することで、作品や使う人の幅を広げることができる余地はまだまだあるし、その敷居はどんどん低くなっている。

アナログがいい、デジタルがいいなんてのはナンセンス。可能性を伸ばせるところに最適ものを使えばいいし、そこで不可能なことはどんどんなくなっているのだ。

sedus「OPEN UP」はデスクチェアの究極系!?

自宅で机に向かうときに座る椅子の買い替えを考えてます。PCや物書きなどの事務作業で体に負担がかからず、かつリラックスして読書ができるリクライニングを備えたもの。アーロンチェアが有名ですが、まぁそのあたり。(ちなみに今使っているのは、5年ほど前にかっこつけて買ったイームズのDSR

先日から何件かそれらがありそうなお店をまわっているのですが、結構いいお値段しますね。アーロンチェアが新品で定価が15万円程度のようで、それが最上級クラスかと思っていたら、20万以上のものがあちこちに。

値段はともかく、まずは自分にぴったりくるものはないかと店員に聞いてまわったところ、秋葉原のヤマギワ・リビナでオススメされたのが「sedus(セダス) OPEN UP」。見た目はスマートながら背もたれ、ヘッドレスト、アーム、、リクライニングなどを柔軟かつ自在に調節することができるとか。

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実際に座ってみると、確かにすごい。机に向かうときは椅子も前傾姿勢となり、背もたれからヘッドレストもついてきます。背中や頭に前屈みになっているにもかかわらず、体から頭までを後ろに預けていられるという不思議な感覚になります。アームも高さや角度をフレキシブルに調節できヒジ置くことが可能。

リクライニングもかなり深くまで倒せ、しかも体を左右に傾けるとそれにあわせて背もたれがうねうね付いてきます。これなら余裕で寝られそう。もちろん余程大きな寝返りでもうたないかぎりひっくり返るようなことはなさそう。

つまりどんな姿勢であっても、太腿から両手、頭までの体の裏側にあたる部分に椅子が体に合わせてついてきて、カバーしてくれるわけです。

見た目だけでも社長椅子とよばれる大きなものなら、最近ではイケアなどに行けば1万円前後から買うことができますが、これらは可動する部分が少なめ。体を椅子に合わせなければならず、たとえひとつの姿勢でフィットしても、それ以外は対応しないわけです。値段の高いものほど体に合わせて椅子も動き、どんな姿勢でも体の多くの部分を預けられるようです。OPEN UPは一般で買える現在の究極系かもしれません。

こりゃOPEN UPでキマリ!…にしたいわけですが、問題は値段ですね。背もたれがメッシュのもので定価¥22,6000(税抜)。この椅子でずっと仕事をするならそれだけ投資する価値があると思いますが、今の生活で座れるのはせいぜい週末の数時間程度。ちょっと手が出ません。名刺付きの商品資料までもらっちゃったんですけどね…
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そんなわけで今狙っているのが、アーロンチェアの中古。フル装備でヤフオクなら5万円前後で買えそうだし、今後引越などで使えなくなったとしても壊さなければリセールバリューがある。ここまでOPEN UPの話をしておきながら、現実的に考るとそこが妥当のようです^^;

ちなみにここ↓がOPEN UPやアーロンチェアなどの比較について詳しいです。
優しいChairの選び方

アーロンチェア グラファイトカラーベース ポスチャーフィットフル装備 Bサイズアーロンチェア グラファイトカラーベース ポスチャーフィットフル装備 Bサイズ
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HermanMiller(ハーマンミラー)

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イームズ

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電車の黄ばんだ広告が許せない

電車には扉や壁、中吊りなどたくさんの広告がありますが、今やそれらが鉄道会社の大きな収入源となっています。以前にも書きましたが、東京を走る山手線のドア横の広告スペースは1週間で2800万円もの値段がつきます。

ところが最近、ちょっと気になることがありました。乗った電車のこのスペースに掲載されていた広告が、みんな少し黄ばんでいるのです。最初はそういう色の広告かと思ったのですが、よく見てみると元々は白いのに、そのカバーとなるプラスチック板が色あせて黄ばんしまっていたのです。

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これには少々腹立ちました。色が意図したものより変わってしまうと見る人の印象はがらりと変わります。例えば洗剤の広告が黄ばんでいては、使いたいという気も萎えてしまうでしょう。誌面広告や雑誌などの製作には必ず「色校」という過程があり、時間やコストをかけてでも意図した色になっているかをチェックしています。

広告主はこうした作業を経て作成し、かつ多額の掲載料を払って広告を出しているのに、肝心の掲載段階でJRのメンテナンス不足が原因でそれらが台無しになっているのです。

意識して見てみると、山手線など首都圏を走る電車はこうしたものはあまりないようですが、埼京線や宇都宮線・高崎線などの車両でたまに見られます。JRにはぜひ気をつけていただきたいなと思います。

旨い店を紹介する本は、まず地図を充実させてほしい

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最近、出先で「このへんでどこか美味しい店ないかな」と思ったときは、iPhoneの「食べログ」で評判のいい店を見つけて行くことが多いですが、ときどきは本で美味しそうな店を探すこともあります。

特に冬は1冊まるごとラーメン屋を紹介するムックがコンビニなどで売られていて、手にとって中をみたら、たまらなく美味しそうで思わず買ってしまいがちです。そして今年は、特に「B級グルメ」を紹介するムックに目を奪われ、2冊も買ってしまいました。

こうした本は紹介されている料理や店も重要ですが、それがどこにあるかも重要です。食べに行こうと思っても、遠いとなかなか行きづらい。そこで、「何を食べたい」よりも、まず「今日行くところの近くにいい店はないかな」と調べたくなります。

ところが今年買った2冊のB級グルメ本はいずれもそのように探すことができません。場所ではなく料理のジャンルごとに分けられていて、それぞれにある住所と小さな地図を見て初めて場所がわかります。美味しそうな店を見つけても、それが自分の行動範囲外であればNGで、また探すことになります。これが面倒くさい。

美味しそうな店であれば、どこへでも行くという強者であればいいのですが、多くの人はまず場所ありきじゃないかなと思います。そしてそれに応えているのが、GPSに対応して今いる場所から美味しい店を探せる食べログなんじゃないかなと。こうしたニーズに応えていかないと、いくら企画や写真にこだわっても、読者は食べログへ移ってしまうんじゃないかと思います。

もし私がこうした本の編集者であれば、まず広域の地図を載せ、次に各エリアごとにページを分け、詳細地図から店をさがせる構成にします。お店選びや写真にこだわりつつも、まずは今日行ける範囲でよさげな店を探せる本にしたいです。

CIRCUS(サーカス)2009年12月号増刊 絶品!大人のB級グルメ冬の陣 2009年 12月号 [雑誌]CIRCUS(サーカス)2009年12月号増刊 絶品!大人のB級グルメ冬の陣 2009年 12月号 [雑誌]
(2009/11/17)
不明

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JR東日本の車両置き換えが早い理由

201系四季彩号

今さらながら青梅線の201系「四季彩号」が7月に引退したのを知りました。写真は3月にふらっと乗りに行ったときに撮ったものです、行っといてヨカッタ…。

それはさておき、先日関西へ旅行にいったら、201系どころか103系も現役で大阪環状線を走っていて、何でJR東日本はそんなに旧型車両の置き換えを急ぐのかなと疑問に思ってました。

で、1ヶ月ほど前の週刊ダイヤモンド「JRの秘密に迫る」を読み返していたら、その答えと思える記事がありました。

それは車内広告の値段です。その記事には、山手線を例に中吊りやドアのステッカー、ドア上のモニター(トレインチャンネルというらしい)などの料金が掲載されてました。

中吊り:440万円(平日2日)
まど上:185万円(4~5日)
つり革:130万円(4週間)
ドア上:550万円(1ヶ月)
ドアステッカー:770万円(1ヶ月)
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トレインチャンネル:390万円
ドア横:2800万円(7日)

この値段はJR東日本企画のサイトでも公開されてます。

注目はドア横(参照)の広告の値段です。7日間で2800万円と他と比べて群を抜いてます。記事によると、
「申し込んでも取れない」(大手代理店営業)
とあり、それだけ効果が見込める場所なのでしょう。考えてみると、このスペースは誰でも自然と目線に入る高さですし、入っているのは大抵ナショナルクライアントなわけで、それも頷けます。

で、旧車置き換えの話に戻すと、201系はこのドア横が窓になっており、ステッカーを貼ることしかできないようになってます。
四季彩号車内

同じ週刊ダイヤモンドの別ページによると、通勤電車の製造費は1両当たり約1億円かかるだそうですが、超単純に計算すると、この広告スペース1ヶ月分だけで元がとれちゃうわけです。さらに最近の車両であれば性能やメンテナンス性も優れているわけで、置き換えたくなるのはごく当然でしょう。逆に東日本以外の車両置き換えが遅いのは、広告料の差が理由の1つかもしれません。

こう考えながら通勤電車の中を見回すと、以前の車両に比べて窓が少なくなり、広告スペースが大きくなったことがよくわかります。特に通勤ラッシュ向けにドアが6つある車両は、まどを小さくしてますが、ドア横広告のスペースはしっかり確保してます。

新幹線も新型への置き換えが急速に進んでますが、よく見ると広告が増えているかもしれません。私はあまり乗らないので、なかなか比べることができませんが…

ビジネス雑誌を裁断・データ化して、より「活用」する

ビジネス雑誌裁断

座右のマンガをiPhoneに入れるに続いてもう一つ私の活用術を。それはビジネス雑誌の特集の裁断、PDF化です。特に表やグラフ化された調査・統計データは、資料作成のときに大いに役立ちます。

こうした記事は役に立つものでもそうそう読み返すことはありません。けど、調査・統計データは、企画書やプレゼン資料の説得力を上げたり、ハクをつけるのに大いに役立ちます。しかもデジタル化されていれば、必要なところをトリミングして貼り付ければOK。また、データがほしいとお願いされたときでも、すぐにメールやプリントアウトして渡すことができます。

ビジネス誌グラフ

もちろん、後で記事を見返すこともできます。だいたいこういうときは全部ではなく1~2ページ程度なので、本よりやや読みづらいPC画面上でもさほど苦になりません。むしろ本棚をあさるよりずっと楽です。

あとは、必要なときにすぐ取り出せる環境を作っておけばカンペキです。USBメモリやポータブルHDDでもいいですが、私はDropBoxにPDF化した資料を入れておき、家と会社のPCで共有してます。

ビジネス雑誌PDF化

…とまぁ、ここまで書いといてなんですが、まだ資料がそんなにたまってないせいか、必要となる機会がたくさんあるわけでもありません。もちろん役に立ったことも何度かありますが。

ここで言いたいのは、ビジネス雑誌でもマンガでも「活用する」本や雑誌は、きれいに保管していても、必要な時に手に届かないところにあったり役に立たなければ、大事にしているつもりであっても、捨ててしまったも同然ということです。

データ化して価値のあるもの、紙のままにしておくことで価値のあるものを見分けるのが重要なんじゃないかなぁ、と思います。

岡田准一「いろんなこと聞かせてよ」に共感

J-WAVEのGrowing Reedというラジオ番組で岡田准一が国際ジャーナリスト田中宇との話が終わった後で言ってた言葉にすごく共感したので、録音を起こしてメモしてみる。

(前略)「いろんなことを聞かせてよ。正解かどうかわからないけど、自分はそれをチョイスできるから」って思う。若い頃にはできなかったけど、今ならその中で自分の意見を出せるから。

とにかく、「いろんなことを知りたいよ」というのがすごく増えました。「あなたが言っているから信頼します」というのではなくなったというか、いろんな方面、あっちの意見、こっちの意見、全部聞かせてって。どういう主観でもいいから、「嫌いだ、でも何でもいいからとにかく聞かせてくれ」と。冷静な判断ができるようになったからかもしれないですけど。

「もっと気を使わずぶっちゃけ話をすればいいのに」と思ったり、たまにするんですよ。なんか色んなところに気を使わず話せば、みんな受け入れていく能力が増えていくし、「じゃあどうすればいいのか」と考えなければいけないことを突き詰められていくから、成長していくと思うんですよ。

とにかく、いろんなことをぶつけてほしいですよね。



とらえようによっては、「そんなんじゃ人間関係保てないだろ」って思われるかもしれないけど、それを超えて、感情や立場をいったん抜きにして、人の意見を聞く姿勢って必要だなって思うわけですよ、うん。

Twitterをビジネスに利用しようとして失敗する人たち

あくまで個人的主観だが、Web関連の仕事をしている人の中には、Twitterやブログを活用しようとしているにも関わらず、個人ではなかなか始めようとしない人が結構多い。

具体的にいうと、Twitterなら自分のアカウントを持ってないのに「会社の公式アカウントを作ってフォロワーを増やし、自社サイトに呼び込もう」とか言っている人たちだ。さらに、自分でブログを作ったことがないのに、「ブロガーを使って人を集める」とか「このサービスを使ったブログパーツを作ろう」とか、iPhoneを持っていないのにアプリや対応サイトを作ろうだとか。

断言するが、これらが成功するわけがない。何であろうとまずは自分がユーザーになり、何を求めるのかを肌で感じないと、人を呼べないし、満足してもらえるわけもない。私はお酒が飲めないのだが、そんな人がうまい酒について語ったとして、聞きたい人なんているわけがないのと同じだ。

しかし仕事になると、会社の期待に応えるため、ノルマを達成するための手段・道具としてしかブログやTwitterを見ることができない人が多い。まず自分がユーザーになろうという考えがハナからない。ユーザーは楽しいからそれらを使っているのに、彼らは何が楽しいのかさっぱり理解できず、自分からしようともしないのだ。

残念ながら、特に企画関連において、仕事を楽しめてないとうまくいかない。人を呼ぶには、彼らが何を楽しみとし期待しているのかを、自分で実感しなければならない。

もし心当たりがあれば、時間をひねり出して自分がユーザーになり、とことんヘビーユーザーを目指すことを薦めたい。どうしてもやる気が起きなければ、きっとその仕事は向いてないのでは?

仕事で使える!「Twitter」超入門 (青春新書INTELLIGENCE)仕事で使える!「Twitter」超入門 (青春新書INTELLIGENCE)
(2009/09/25)
小川 浩

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まず個人で始めてみる

ブログをビジネスで使いたいなら、まず個人でブログを続けてみる。
iPhoneサイトやアプリを作るなら、まず個人でiPhoneを持って使い続けてみる。
Twitterをビジネス利用したいなら、まず個人でTwitterを始めてみる。
コミュニティサイトを盛り上げたいなら、まず個人でコミニュティに入って楽しんでみる。

これができる人がプロジェクトメンバーにいないなら、それは100%成功しない。断言できる。

「何となくわかっているけど始められない、時間がない、体が動かない」なら、その仕事は向いてないと思う。さっさと考え直して、自分がユーザーになれる仕事を見つけた方がいい。
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