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mixi Browser miniに見るユーザーの心の掴み方

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mixi Browser mini」というiPhoneアプリをご存じでしょうか。約1年ほど前に登場したもので、mixiの多くの機能をiPhoneに最適化されたUIで利用できます。

私は登場した初期から使っているのですが、たびたびmixi本体の仕様とズレが生じて使いにくくなるときがあるものの、地道なアップデートを続き、いつの間にか「iPhoneでmixiを使うならこれしかない」と思えるほど使い勝手が良くなりました。

ところが昨年後半、突然開発者から、年末でアップデートやサポートを終了すると発表されました。理由は開発された方のブログに詳しくかかれてますが、mixiの仕様変更の度にアプリのアップデートを続けるのが難しくなったことのようでした。

このアプリをとても気に入っていたので残念でしたが、理由にも納得できるのでやむなしと思ってました。350円の元は十分にとったと思いますし。(Twitterを使うようになってmixiにあまりログインしなくなったというのもある)

しかしサポートが終わった2010年に入り、何と今日までに2度もアップデートがありました。年始にmixiがページデザインを大きく変えたのに対応したのです。事前にサポート終了の告知がされていたので使えなくなることを覚悟していたのですが、これを書いている現在でもmixiアプリやボイスを除いたほとんどの機能を問題なく利用できます。

これにはユーザーが感激したようで、App Stpreの販売ページには賞賛するコメントが溢れており、辛口なカスタマー評価でも、ほとんどのユーザーが★5つがつけています。どんなに優秀なアプリでも、これほど高い評価を受けているものは見たことがありません。さらに、2010年6月まで延長されながらもサポート終了の予定が告知されているにもかかわらず、有料アプリで総合15位につけています(2010 1/19現在)。

評価コメントを見ると、やはりサポートの延長を歓迎するものが多く、他と比べての使い勝手の良さを評価したり、中には再度お金を払ってもいいからサポートを続けてほしいという声まで見られました。

私自身もとてもうれしくなったのですが、一方で冷静な目で見てみると、ユーザーの心を掴むヒントが見えたような気がしました。
・当初の厳しい評価にも関わらず、アップデートを続けて完成度を高めた
・内状を公開してユーザーに理解を求めた
・公言していたサポート終了を撤回してアップデートをしたことで「本気でユーザーを大切にしている」と伝わった

不況の影響もあり、私の身の回りでも「ユーザー第一」といいつつ、直接収益につながらないことができる余裕がなくなってきています。そんな中で仮にiPhoneアプリを作ったとして、なかなか収益・集客に結びつかず厳しい評価を受けたら、どうするでしょうか。

やっぱりカネにならないとほったらかしてしまうか、評価を分析してアップデートをしていくか。後者を続けるのは難しいですが、きっと新たなチャンスにつながるのではないかと思います。

mixi Browser miniにおいても今の状況を見ると次の展開があってもおかしくないと思います。例えばミクシィが開発費を大幅に超える金額でソースを含む権利を買いたいといってきたりとか(本家のアプリがアレですし)、あるいはとてもいい条件で作者をヘッドハンティングしてしまうとか。個人的にはそんなことを期待してしまいます。
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