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「グーグルのグリーン戦略」グーグルが環境問題に熱心な理由がわかった!?


20100410グーグルのグリーン戦略
レビュープラスから「グーグルのグリーン戦略 =グリーン・ニューディールからスマートグリッドまで=」という本を献本いただいたのでご紹介します。

グーグルが環境問題に強い関心を示していることは、少し前からテレビをはじめ各メディアで紹介されていたので、ご存じの方も多いと思います。代表的なものとして、家庭用電源で充電して走行できる「プラグインハイブリッドカー」開発への助成金や投資が挙げられます。さらに、太陽光や風力などのクリーンエネルギーを地域でシェアしたり再生活用する「スマートグリッド」は、ITを活用した次世代電力網の構想として注目されました。

本書は、これらを含めたグーグルの環境に対する取り組みをより詳細に解説した専門書です。環境とITを取り巻く世界各国の現状や、たまに耳にする「グリーンIT」とは何かなどを紹介し、これに対してグーグルは何をやっているのかがまとめられてます。

著者がグーグルに潜入して極秘プロジェクトを取材した…というのではなく、グーグル側から世間に対して「こんなことやってます」というメッセージ的要素が強い内容となっていますので、少し面白みに欠けますが。。。


■すべては電力確保のため?

そもそもグーグルがなぜ環境問題に対し1冊の本が書けるほど力を入れているのか。米国ではお金に余裕がでてくると慈善事業などに寄付したり、社会貢献活動に力を入れたりする習慣が個人にも企業にもあるといわれています。元マイクロソフトCEOのビル・ゲイツは特に有名です。私は最初、グーグルの取り組みもそんな感じに捉えてました。グーグルらしくテクノロジー的アプローチで環境問題に取り組んでいるのかと。

もちろんそうした考えも大いにあると思いますが、一方でそうした問題の解決を自らの成長戦略に取り込んでいるという見方もあります。「Googleの正体」という本ではこう述べられています。

グーグルが描く未来像は極めてわかりやすい。まずは、太陽電池などでどんな国でも調達可能な電力を提供する。電力があればインターネットにアクセスできる環境が整う。インターネットにアクセスできれば、貧困にあえいでいる人たちは自分の努力によって貧困から脱出することさえできる。

もう一度「グーグルのグリーン戦略」を見てみると、取り組みのほぼすべてが、最終的に「電力の確保」に集中していることに気がつきます。

同書では、グーグルの「検索エンジンをはじめとしたサービスの利用回数が増える分だけ売上が増える」という基本戦略を解説してます。グーグルを利用するユーザーを増やし、継続的に利用してもらうためには、インターネットへアクセスする環境(回線とデバイス)と、さらに基本部分として電力の確保が必要です。

グーグルは、豊富な資金を途上国の電力インフラ整備や、化石燃料に代わるクリーンなエネルギーの研究開発に注ぎ込むことで、最終的に世界中の人々がインターネットに接続できる環境を整えようとしているということになります。一企業がやりのけようとするにはとてつもなくスケールの大きな話ですが、グーグルが掲げている自社の使命とも重なります。

Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです。(Googleの会社概要より)


検索や広告とは別の側面で、グーグルという不思議な会社に興味をお持ちであれば、この2冊を合わせて読まれるといいかもしれません。


グーグルのグリーン戦略=グリーン・ニューディールからスマートグリッドまで=グーグルのグリーン戦略=グリーン・ニューディールからスマートグリッドまで=
(2010/03/24)
新井 宏征〔(株)情報通信総合研究所〕

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Googleの正体 (マイコミ新書)Googleの正体 (マイコミ新書)
(2010/01/23)
牧野 武文

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